今日で野村克也が亡くなって4年です。
建国記念の日に亡くなったと,なんとも分かりやすい覚え方となってしまいました。
私は「野村克也信者」なところがあるだけに,4年前の訃報を聞いた時はショックでしたね。
寝たきりとかになってないだけに,亡くなる心の準備ができてなかったからだと思います。
スワローズは今日,ノムさんに対して黙とうを捧げました。
監督の高津臣吾,ヘッドコーチの嶋基宏をはじめ,スワローズにはノムさんの門下生が多くいます。
それだけに,ノムさんへの思いも一層大きいですね。
臨時コーチの古田も真中も,黙とうをささげていましたね。
今日はノムさんの名言をいくつか取り上げてみます。
”勝ちに不思議の勝ちなし,負けに不思議の負けなし”
勝負事を振り返ってみると,これが見事に当てはまるのです。
勝った時は,「何で勝ったのか分からない」ということがあります。
「投手陣が不調なのに…」「そんなに打っていたか?」という日があります。
それでも勝つことがあるだけに,不思議なんですよね。
一方,負けた時は何かしらの理由が見つかるものです。
11-10で負けたら「投手力が不調」,1-0で負けたら「打撃陣が不調」と言えます。
また,「食事面での準備が足りなかった」などでも見つかるものです。
「何で負けたのか分からない」は,勝った時よりもないと思えます。
まさに,ノムさんの言葉の通りと改めて感じるものです。
”不器用は最後に器用に勝る”
ノムさんは現役時代,4年目にホームラン王を獲得できました。
「これでメシを食っていける」と思いきや,翌年から不調に陥ります。
変化球が打てず,「おい野村,カーブのお化けが来るぞ」と野次られることもありました。
そんなノムさんは,自分が不器用であることに気づきました。
カーブが打てないことはないけど,いつ来るか分からないから打てないのです。
そこで相手投手の癖や投球傾向を研究し,いつ変化球が来るのかヤマを張ったのです。
すると再び一流投手も打てるようになり,戦後初の三冠王にまで達したのです。
自分が起用には打てない,不器用であると自覚したところからノムさんの進化が始まったのです。
この自覚がなければ,ノムさんは工夫することをせずにバットを置いていたのかもしれません。
自分の短所に思えるところも,考え方や活かし方次第では「長所」にもなるのです。
ノムさん自身がそうだっただけに,説得力のある言葉だと思います。
”捨てるのは簡単,何か活かす方法はないか”
「野村再生工場」の根源はここにあると思います。
「野村再生工場」で花開いた,返り咲いた選手は,戦力外など一度は「いらない」と思われたのです。
それを捨てるのは簡単です。
単にどこも拾わず,そのまま引退となるだけですから。
しかしノムさんは,そうした選手でも「何か活かせるのでは?」と探すのです。
どこか長所がないかを見つけて,その活かし方を提示します。
もしかしたら,短所を長所として見ていたのかもしれません。
新たな突破口を見つけた選手は,反骨心も活かして変わっていきます。
その結果,球界で突き抜けた存在になることもあります。
一見すると短所に見えるような性格なども,働く場所などを工夫すればプラスになることもあると思います。
様々なものがより求められる現代だからこそ,我々に何かを伝えている言葉だと思うのです。
”組織はリーダーの器以上には伸びない”
どんなに優秀な部下が集まったとしても,それを動かすのはリーダーです。
動かす側の姿勢や方法によって,部下の心構えなども変わってきます。
「このリーダーじゃダメだ」と思われたところから,不協和音は始まると思います。
野球の現場なら監督,球団全体ならオーナー次第でチームは変わります。
勝ってないチームは,上から変わらないと何も変わらないのです。
ノムさんも4球団で監督を務めましたものの,やはりオーナーの姿勢や行動で成績が分かれたと思います。
そして,ノムさん自身がどんな時も執念の采配を見せていたからこそ,門下生が多く誕生したと思うのです。
まさにこの言葉の通りですね。
挙げるときりがないくらい,ノムさんは多くの言葉を残しました。
こうした言葉を残して,ノムさんは今の野球界や我々に何を伝えたかったのでしょうか?
”もう少し,自分のやっていることと真剣に向き合いなさい”
これがノムさんの一番言いたいことではないかと思います。
真剣に向き合うからこそ,壁にぶち当たった時の行動が変わるのです。
工夫するのか,違う道へ行くのか,一度立ち止まって考えてみるのか…
次の行動がどうなるかも,真剣に向き合い続けるから変わると思うのです。
ノムさんも現役時代,変化球が打てなくて諦めていたのかもしれません。
そこで「自分は不器用だから仕方ない」と投げやりになっていたら,ここまでの成績を残せていたでしょうか?
自分が野球と真剣に向き合い続けてからこそ,努力と工夫で偉大な野球人になれたと思います。
「夢を持ちなさい」という言葉も,自分の人生とマジにならないと本当の意味にならないと思うのです。
ノムさんが野球界に対して持っていた懸念点は,ここにあるのではないでしょうか?
ノムさんの座右の銘は「生涯一捕手」です。
それに倣って,私の座右の銘は「生涯一学生」です。
ホンマの学生はすでに終わったものの,終わり方から学生気分が抜けてないところがあります。
ならば,それを活かす手もあると考えました。
学生のように学ぶ心を忘れなければ,私も伸びる,強くなることができるのかもしれません。
そう思って,「生涯一学生」を座右の銘にしているのです。
ということで,ノムさんの命日に改めて私の思いを書いてみました。
やはり,偉大な野球人です。
最後までご覧頂き,ありがとうございます。
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それでは,またのお越しをお待ちしております。
皆さんに,新たな発見が見つかりますように・・・ ・・・。
建国記念の日に亡くなったと,なんとも分かりやすい覚え方となってしまいました。
私は「野村克也信者」なところがあるだけに,4年前の訃報を聞いた時はショックでしたね。
寝たきりとかになってないだけに,亡くなる心の準備ができてなかったからだと思います。
スワローズは今日,ノムさんに対して黙とうを捧げました。
監督の高津臣吾,ヘッドコーチの嶋基宏をはじめ,スワローズにはノムさんの門下生が多くいます。
それだけに,ノムさんへの思いも一層大きいですね。
臨時コーチの古田も真中も,黙とうをささげていましたね。
今日はノムさんの名言をいくつか取り上げてみます。
”勝ちに不思議の勝ちなし,負けに不思議の負けなし”
勝負事を振り返ってみると,これが見事に当てはまるのです。
勝った時は,「何で勝ったのか分からない」ということがあります。
「投手陣が不調なのに…」「そんなに打っていたか?」という日があります。
それでも勝つことがあるだけに,不思議なんですよね。
一方,負けた時は何かしらの理由が見つかるものです。
11-10で負けたら「投手力が不調」,1-0で負けたら「打撃陣が不調」と言えます。
また,「食事面での準備が足りなかった」などでも見つかるものです。
「何で負けたのか分からない」は,勝った時よりもないと思えます。
まさに,ノムさんの言葉の通りと改めて感じるものです。
”不器用は最後に器用に勝る”
ノムさんは現役時代,4年目にホームラン王を獲得できました。
「これでメシを食っていける」と思いきや,翌年から不調に陥ります。
変化球が打てず,「おい野村,カーブのお化けが来るぞ」と野次られることもありました。
そんなノムさんは,自分が不器用であることに気づきました。
カーブが打てないことはないけど,いつ来るか分からないから打てないのです。
そこで相手投手の癖や投球傾向を研究し,いつ変化球が来るのかヤマを張ったのです。
すると再び一流投手も打てるようになり,戦後初の三冠王にまで達したのです。
自分が起用には打てない,不器用であると自覚したところからノムさんの進化が始まったのです。
この自覚がなければ,ノムさんは工夫することをせずにバットを置いていたのかもしれません。
自分の短所に思えるところも,考え方や活かし方次第では「長所」にもなるのです。
ノムさん自身がそうだっただけに,説得力のある言葉だと思います。
”捨てるのは簡単,何か活かす方法はないか”
「野村再生工場」の根源はここにあると思います。
「野村再生工場」で花開いた,返り咲いた選手は,戦力外など一度は「いらない」と思われたのです。
それを捨てるのは簡単です。
単にどこも拾わず,そのまま引退となるだけですから。
しかしノムさんは,そうした選手でも「何か活かせるのでは?」と探すのです。
どこか長所がないかを見つけて,その活かし方を提示します。
もしかしたら,短所を長所として見ていたのかもしれません。
新たな突破口を見つけた選手は,反骨心も活かして変わっていきます。
その結果,球界で突き抜けた存在になることもあります。
一見すると短所に見えるような性格なども,働く場所などを工夫すればプラスになることもあると思います。
様々なものがより求められる現代だからこそ,我々に何かを伝えている言葉だと思うのです。
”組織はリーダーの器以上には伸びない”
どんなに優秀な部下が集まったとしても,それを動かすのはリーダーです。
動かす側の姿勢や方法によって,部下の心構えなども変わってきます。
「このリーダーじゃダメだ」と思われたところから,不協和音は始まると思います。
野球の現場なら監督,球団全体ならオーナー次第でチームは変わります。
勝ってないチームは,上から変わらないと何も変わらないのです。
ノムさんも4球団で監督を務めましたものの,やはりオーナーの姿勢や行動で成績が分かれたと思います。
そして,ノムさん自身がどんな時も執念の采配を見せていたからこそ,門下生が多く誕生したと思うのです。
まさにこの言葉の通りですね。
挙げるときりがないくらい,ノムさんは多くの言葉を残しました。
こうした言葉を残して,ノムさんは今の野球界や我々に何を伝えたかったのでしょうか?
”もう少し,自分のやっていることと真剣に向き合いなさい”
これがノムさんの一番言いたいことではないかと思います。
真剣に向き合うからこそ,壁にぶち当たった時の行動が変わるのです。
工夫するのか,違う道へ行くのか,一度立ち止まって考えてみるのか…
次の行動がどうなるかも,真剣に向き合い続けるから変わると思うのです。
ノムさんも現役時代,変化球が打てなくて諦めていたのかもしれません。
そこで「自分は不器用だから仕方ない」と投げやりになっていたら,ここまでの成績を残せていたでしょうか?
自分が野球と真剣に向き合い続けてからこそ,努力と工夫で偉大な野球人になれたと思います。
「夢を持ちなさい」という言葉も,自分の人生とマジにならないと本当の意味にならないと思うのです。
ノムさんが野球界に対して持っていた懸念点は,ここにあるのではないでしょうか?
ノムさんの座右の銘は「生涯一捕手」です。
それに倣って,私の座右の銘は「生涯一学生」です。
ホンマの学生はすでに終わったものの,終わり方から学生気分が抜けてないところがあります。
ならば,それを活かす手もあると考えました。
学生のように学ぶ心を忘れなければ,私も伸びる,強くなることができるのかもしれません。
そう思って,「生涯一学生」を座右の銘にしているのです。
ということで,ノムさんの命日に改めて私の思いを書いてみました。
やはり,偉大な野球人です。
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