求究道(ぐきゅうどう)のプロ野球講義

プロ野球について,私が聴いて,観て,感じて,発見したことを基に,新たな考えを発信していきます。 皆さんの新たな発見につながることを祈ります。 「求めるものを究める道」がペンネームです。 よろしくお願い致します。

千葉ロッテ

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2024年シーズンの展望 千葉ロッテマリーンズ後編

今回も,各チームにおける2024年シーズンの展望を書きます。

今回は,千葉ロッテマリーンズの後編です。

なお,前編は以下のリンクをクリックしてご覧ください。

それでは,最後までよろしくお願い致します。


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 まずは昨季の投手成績をご覧ください。ma

 昨季は吉井が監督になったものの,防御率は改善できず,WHIPを少し改善したくらいです。完投はシーズンで1回のみという,どう考えてもリリーフの負担が激しいシーズンとなりました。完投まで行かずとも,せめてHQSは増やしたいところです。
 その先発ですけど,朗希がもう大エースのように報じられていることが多いです。しかし,現在の本当のエースは小島です。3年連続規定投球回に達しているのに対して,朗希は一度も達成したことがありません。
 エースと呼ばれるには,勝つだけでなく投げ続けることも求められます。簡単に故障せず登板を重ねて,規定投球回達成は当たり前でないといけません。かつてはそれを超えて200イニング近くまで投げた大エースもいましたけどね。
 こうした条件に合致しているのが小島なのです。なので現状は,小島が独りぼっちのローテーションになっているのです。これを解決しないことには,小島の負担は増え続けるばかりです。そして,小島を支える筆頭を,美馬などベテランに求めるのが酷になってきたと思うのです。
 なのでまずは,小島,朗希,種市が揃って規定投球回に達するのは必須だと思います。昨季の朗希はWBCでも投げたので,首脳陣も慎重になったのかもしれません。しかし,今季はもう本格的にローテを回していいと思います。この3人が柱になることは,優勝する上で必須なはずです。
 あとはメルセデス,新外国人のフェルナンデスが入れないかと思うのです。こうした選手によって柱を作り,そこに西野などが伸びて,二木などが復活を見せ,美馬などベテランが気楽に投げられるのが理想です。勝てる先発陣になるのか,まずは小島,種市,朗希,メルセデス,フェルナンデス次第ということになるかと思います。
 リリーフ陣は,クローザー益田がどこまでやれるか微妙なのです。昨季もセーブは稼いだものの,後半で失速して防御率は3点台に終わったのです。しっかり盤石であるためにも,年間通しての安定感を求めたいところです。少なくとも,防御率は2点台で終えたいところですね。
 益田までつなぐセットアッパーですけど,昨季務めていたペルドモが退団となりました。そうなりますと,どのようにして益田につなぐのかという構想を練り直すことになるのです。
 まずは7,8回を託せるセットアッパーを固めるところからですね。新外国人のコルデロやダイクストラ,横山が伸びてくるのか,澤村や国吉や東妻あたりが輝きを取り戻すのか…このようなところでしっかりリレーを固めて,勝利を手繰り寄せやすくしたいところです。また,益田の代理も準備できますからね。そこをしっかり固めた上で,坂本や西村などを活かせるような形が理想かなと思うのです。
 このように考えますと,今季は外国人投手の成否が大きく勝敗を分けると考えられます。メルセデス以外は新外国人だけに,昨季のペルドモのような選手が欲しいところです。先発の柱とセットアッパー,最低でもここを絶対に確保したいところなのです。
 以上を踏まえますと,やはり一番の課題は先発投手で柱を作ることです。それができれば,豊富なリリーフ投手をより活かせると思うのです。俺がリリーフ陣を助ける」と思って実行できる選手,何人集まるのでしょうか?まずはそれが第一です。


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 まず,昨季本塁打王を獲得したポランコの残留は非常に大きいです。不在になったら打線の組み方がより難しくなるだけに,残留にホッとしたファンは多いと思います。また,先発の柱になれそうなメルセデスも残留となりました。
 今季から加入したのは,ベイで6年間プレーしたソトが来ました。かつての本塁打王が来たことで,打線の厚みを増す期待は高くなります。リーグが変わったことで,ここ数年の低迷から脱出できる可能性もあると思います。
 新外国人はいずれも投手で,先発候補のフェルナンデス,リリーフ主力候補のコルデロ,先発もリリーフも両方いけるダイクストラが入団したのです。先発の柱は全然足りませんし,ペルドモの退団でセットアッパーも必要となりました。その両方を埋めるべく,徹底的に投手を獲得してきたのです。
 こうして野手と投手合わせて6人体制でスタートすることになりました。問題なのはどの課題を重点的に解決しようとしているのかです。それによって,投手に3人割くのか,野手の2人起用を固定するのかが決まってくるのです。
 打線強化を狙ってポランコとソトを同時に起用するとなれば,投手は2人しか登録できません。日本野球の経験者であるメルセデスも確定となれば,新外国人は1人しか起用できないのです。ここで先発強化とセットアッパー確保のどちらを選ぶのかでもあるのです。というように,日本野球経験者が3人もいるだけに,新外国人をどう起用するのかが難しいのです。
 とはいえ,ソトは近年不振が続いており,メルセデスも規定投球回に一度も達したことはありません。そのため,ポランコと比べると確定といえるところが弱いのです。そこを突いて,新外国人勢が一斉に活躍する機会を得るのでしょうか?
 いずれにしても,今季は外国人次第の要素が非常に大きいシーズンになると思います。登録できる4人全員が活躍してほしいくらいです。まずは日本野球経験者のソトが,新天地でどれだけ爆発するかですね。


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 今季に向けて,まずベイで6年プレーした大砲ソトを獲得しました。チームに足りない得点力を補うには,まさにうってつけの選手を獲れたのです。ポランコと本塁打王コンビを組み,相手に脅威ある打線にしたいところです。
 新外国人でフェルナンデス,コルデロ,ダイクストラの3投手を獲得しました。投手でも足りないところが多いだけに,この獲得を投手力強化の画竜点睛にしたいところです。
 他には現役ドラフトで愛斗を獲得しました。外野の若い選手で新たなレギュラー,特に俊足や好守を売りにする選手がいないのです。ここも愛斗で画竜点睛にしたいところです。
 ドラフトでは抽選を3回外した末に,外れ外れ外れ1位で大学屈指の打者である上田を獲得できました。課題が得点力というだけに,1年目からレギュラーも夢ではないと思います。2位で独立リーグ出身の大谷を獲得し,即戦力投手も確保できたのです。「抽選で外れてよかった」と,大番狂わせを見せられるのでしょうか?
ロッテ結果

 今季のテーマを私なりに考えてみますと,「どのようにして勝つのかを定める」ではないかと思うのです。打撃,投手,守備の成績を見てみますと,「よくこれで2位になったんだね」と思えてしまうのです。
 昨季のロッテは突き抜けたものがないのです。得点,防御率などを見ると,リーグで下位が多いのです。それでも2位になれたのは,リリーフ投手など強みもどこかにあるからだとは思います。ただ,「これで相手に脅威を与える」という武器については,決定的なものがないのです。
 それもこれも長期的に活躍する存在が少ない,中途半端な選手が多いからです。「長期的に活躍」と言えるのは,益田,奨吾,小島くらいですかね…他は悉く故障したり,一時は活躍を見せたという選手がほとんどなのです。そのため,チームで決定的な武器を作ろうにも,メンバーが揃わない事態になっているのです。
 一昨年くらいまでなら,俊足を武器にできたところがあります。実際,荻野,和田,髙部といった盗塁王が現れており,他にも俊足選手が多いですからね。ただ昨季は,荻野や髙部をはじめ悉く離脱したこともあり,それが発揮しきれなかったのです。
 この課題を解決するには,まずケガを防ぐことです。首脳陣が慎重に起用しているとなりますと,原因はトレーナーや栄養士などにもあるのかもしれません。いろいろと徹底的に見直して,けが人を防ぐことが第一です。それができずして,ベストメンバーを維持はできませんからね。
 あとはもうある程度主力選手を定めて,徹底的に起用することしてもいいと思います。様々な選手を起用するのは,いい言葉を使えば「競争」です。その一方で,クリーンアップ,先発やリリーフの柱,守備のセンターラインなど,チームの核までコロコロ選手が変わるのも困りものです。それだといつまでも戦い方が定まらないのです。
 成績を上げないといけない選手は多いですけど,まずそのための土台は故障を防ぐことです。その上で首脳陣がどっしり構えて起用して,主力または主力候補を安心させないといけません。それができてはじめて,投手力や機動力や打撃力といった武器ができると思うのです。首脳陣の起用法というよりも,それ以前の土台をしっかり固めることができるかということですね。


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 今季のスローガンは,「自分たちを超えてゆく。」です。やはり吉井の中でも,選手たちのさらなるレベルアップが必要と感じているようです。日々成長していく中で,その先に結果が出てくる。今回も誰もが持つべき心構えを掲げたということになります。
 毎年書いていますけど,ロッテは歪な歴史を持っています。最後の日本一から14年,最後の優勝から19年,最後の1位で優勝から50年,最後の年間1位から54年なのです。ルール改正などでこうなったものの,このような歪な歴史を持っているのはロッテだけです。
 さあ,今季こそ歪な歴史に終止符を打つことができるのでしょうか?その方法は優勝しかありません。再びマリンに歓喜を!「We Love Marines」の歌詞に入っている「王者」になってみせよ!千葉ロッテマリーンズ!


次回は,広島東洋カープの前編です。

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2024年シーズンの展望 千葉ロッテマリーンズ前編

今回も,各チームにおける2024年シーズンの展望を書きます。

今回は,千葉ロッテマリーンズの前編です。

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 昨季は接戦の末に2位になり,ホームでCS開催を実現できた千葉ロッテ。近年2位になることが多くなり,優勝も夢ではないところまで来ているのかもしれません。今季は実現に向かっていくだけです。
 昨季から吉井理人監督が就任しました。投手コーチとして様々なところで手腕を発揮し,とうとう監督を託されるまでになったのです。チームを2位にまで引き上げることができ,いよいよ頂点を期待される立場になったのです。
 首脳陣の変化はほとんどありません。一軍コーチを務めていた小坂がコーチ職から離れて,根元が二軍から一軍に配置転換されました。代わって二軍内野守備兼走塁コーチになったのは,昨季限りで現役引退した三木です。また二軍バッテリーコーチを務めていた福澤がスカウトに転向し,同じく昨季限りで引退した江村が就任したのです。
 ロッテは現役引退して間もない選手をコーチ職にすることが多いです。そのため,ファームを中心に30代,40代前半のコーチも多いのです。お互いに知っていることで指導しやすいのか,早くコーチ職を務めさせて次の主な首脳陣を固めていく方針なのか…今回も三木と江村という,引退してすぐコーチという流れを選んだのです。
 他に首脳陣で大きく変わったところはありません。昨季吉井が監督になり,新顔や配置転換も行われました。2位になった手応えもあり,「このメンバーでいける」と判断したのかもしれません。これが吉井の監督が浸透できるメリットになるのか,慣れを生むデメリットとなるのでしょうか?
 昨季を見ていると,そんなに采配に疑問符をつけるところはありません。前任もそうでしたけど,基本的に監督で負けているという感じがあまりないのです。
 ただ,吉井が監督になった割に投手が改善されてないように見えます。先発は小島のみ規定投球回達成で,若い選手の育成やベテランの復活などでなかなか成果が出てないのです。さすがに監督1年目で劇的に変わることはなかなかないと思いますけど,吉井を監督にする一番の意義は投手力改善ですからね。
 吉井は2019年からロッテでコーチになり,現在まで在籍しています。この間に投手力改善に力を入れており,今度は監督になったことで「俺が監督ならこうするなあ」と思うことを実現できる立場になったのです。それを実行できていると,本人の中で思っているでしょうか?
 監督2年目の今季はより高い成績,もうそれは優勝しかありません。課題は山積みですけど,まず先発を中心に投手改善を進めていくしかないです。投手力に関しては,吉井のコーチ就任からの結果ということになります。果たして,今季これまで以上の投手力を作り,悲願の優勝につなげるでしょうか?
 なお,吉井について詳しくは以下のリンクをクリックしてご覧ください。


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 まずは昨季の打撃成績をご覧ください。md

 全体的に昨季と大きく変わっているところがあまりなく,得点もそんなに上がっていません。一番の変化は,犠打が増えた一方で盗塁が減ったことです。荻野や高部などが離脱したことが大きな痛手になり,思うように得点が増えなかった一因だと思うのです。
 昨季本塁打王になったポランコがいるものの,打点王にはなっていません。支える打者が安田か山口くらいですけど,いずれもまだまだ迫力不足です。機動力使える選手が離脱したこともあり,ポランコを活かし切れなかったと思うのです。
 それを解消すべく,ベイで6年間プレーしたソトが来たのです。ここ最近は成績が低迷気味であるものの,リーグが変われば返り咲く可能性もあります。かつての本塁打王とポランコが並んで,打撃力改善を見込めるのです。
 あとはこれらの選手をどう配置するかですね。ポランコを4番にするとして,3,5番を誰にするのでしょうか?特に3番については,かつての福浦のように「これだ」と思う選手が見当たらないのです。アベレージヒッターがいないと言えばいいでしょうか?
 打線を組むとき,まずはポランコ,安田,山口,ソトをどこに配置するのかが先決です。4番ポランコにするとすれば,後ろの5番を誰にするのか?「もう1人の4番」と言われる7番を誰にするのか?右左の交互であるジグザグ打線にするのか?全てはそこから決めないと,他の選手も配置しようがないのです。
 そうして適材適所に配置することができれば,それぞれの役割も明確になると思います。果敢にホームランを狙うのか,つなぎの役割を求められるのか…それで自分の仕事に徹することで,安田,山口などの成績も変わってくると思うのです。すなわち,得点力アップになるのではないでしょうか?
 イメージとしては,4番にポランコを配置して,3番は消去法で奨吾でしょうか。5番に安田を配置して,6,7番に山口とソトでもう一度長打を狙うという感じでしょうか?このようにどのような流れで得点するのかを明確にイメージして,あとは実行することが肝心だと思うのです。
 ヘッドコーチの福浦をはじめ,打撃コーチ陣の力量が問われるところです。恐らく吉井は福浦たちに任せていると思うので,ヘッドたちによると言えるのです。


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 まずは昨季の守備成績をご覧ください。pa6

 昨季よりも失策数が増え,リーグで下位の守備率になったのです。その一方で,内野をはじめとする連携は強化され,捕逸も劇的に減少しました。いいところをそのままに,投手を支えるためにも確実性を上げてきたいところです。
 メンバーでいいますと,まずセカンドをずっと守り続けていた奨吾がOP戦でサードを守っています。このまま本番もサードで行くとすれば,安田がファーストということになります。そうなりますと,ポランコ,山口,ソトの誰がDHに入るかです。外野の守備力を見極めて決めると思いますけど,それで外野の守備力がどうなるのか気になるところです。
 こうなりますと,二遊間で若い選手にチャンスが来たことになります。池田,友杉,小川,藤岡などが入るかと思います。若い選手が守ることで,奨吾以上の守備力を確保することができるのでしょうか?
 外野ですけど,ポランコたちが全員入るとなれば,残すはセンターしかないです。荻野が年齢的にセンターを守り続けることが困難でしょうか?それなら,髙部か岡か平沢か和田といったところでしょうかね。本当は藤原も入ってほしいですけど,故障して出遅れることは確実だそうです。少なくとも,スピードスターが入るのが理想ですけどね。
 キャッチャーは都志也か田村が筆頭候補だとは思います。ただ,高卒3年目の松川の伸び次第では,もう果敢に若手にかける可能性も否定できません。長年正捕手が不在になっているだけに,今季はしっかりと固めたいところです。
 以上をまとめますと,センターラインのキャッチャー,セカンド,ショート,センターでレギュラーがいない状態なのです。ここを少しでも固めなければ,ただでさえ乏しい打撃力なのに苦しくなると思います。若い選手が伸びるか,中堅選手の返り咲きを見せるのか,守備で勝負が繰り広げられると思うのです。


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 昨季,ベンチで非常に大きかったのは角中が代打の切り札になったことです。かつての首位打者で,一昨年まではその打棒が鳴りを潜めていたのです。このままユニフォームを脱ぐかと思いきや,切り札として返り咲いたのです。今季も活躍を見せれば,終盤の大きな武器になることは間違いないです。
 あとはチームの最年長になった荻野が,今季はベンチ中心になる可能性があるのでしょうか?代走や守備固めの切り札になれば,同じく終盤の大きな武器になると思うのです。OP戦で途中出場もありますけど,それが今季の起用法への準備なのでしょうか?
 あとは代打で石川慎,代走で和田,両方で岡は盤石だと思います。その一方で,内野守備固めの切り札がいないのです。二遊間のレギュラーが不在の中で,せめて守備だけでも長けている選手が欲しいところなのです。そう考えますと,三木の存在感が大きく感じるものなのです。
 以上を踏まえますと,代打と代走と外野の守備固めはそれなりに準備していると思います。残すは内野の守備固めですけど,ここは二遊間のレギュラーも固まっていません。ベンチが必要ないくらいの選手で固まるか,競争の中で守備固めを見つけることができるのでしょうか?


次回は,千葉ロッテマリーンズの後編です。

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2024年度のスローガン集合! パ・リーグ編

いよいよ明日から春季キャンプが始まります。

ということで,2024年度のパ・リーグ各チームのスローガンを見てみます。

なお,セ・リーグ編は以下のリンクをクリックしてご覧ください。


オリックス・バファローズ

『おりふぉーWW!』

最近,ネット上で「すわほー」や「たかほー」などが使われます。

チームが勝った時の喜びとして,「○○ほー」というフレーズが生み出させたのです。

「すわほー」はヤクルト,「たかほー」ならホークスという具合ですね。

オリックスでも「おりほー」と使われています。

それを公式に採用したという形ですね。

「ふぉー」にしたのは,パ・リーグ4連覇を目指すという意味を込めたからです。

実際,ロゴには「4」が入っていますからね。

勝利の「V」が4つで「WW」ということです。

チームがパ・リーグ4連覇と日本一奪還を目指し,この言葉を言えるようにする。

今季の目標として定めたフレーズだと思います。


千葉ロッテマリーンズ

『自分たちを超えてゆく。』

12球団で最も遅い発表は,今回もロッテでした。

「日々成長」や「自分たちを超えてゆく」のはアスリートの基本。

結果はその先に待っている,と吉井は語ります。

結果を出すために最も大切なものを,端的に表したフレーズだと思います。

今季のロッテは,過去の自分を超えるべき選手が多くいるはずです。

どれくらいの選手が実現できるかで,チームの成績も変わるのかもしれません。


福岡ソフトバンクホークス

『VIVA』

「VIVA」とは,イタリア語で「万歳」という意味です。

勝利を目指していくということで,この言葉を言えるようにするということですね。

ただし,新監督の小久保は「ビバ」を漢字で「美破」とも表現したのです。

「美しいチーム」というのが,小久保が掲げたテーマです。

「目標に挑み続ける情熱」,「真摯に努力する姿勢」,「期待を背負う覚悟」。

それが小久保の掲げる美意識なのです。

美意識を持って打ち破る,そして「VIVA!」と喜びを表現する。

そうした意味を込めたフレーズということなのです。


東北楽天ゴールデンイーグルス

『いただき!』

2004年オフに球団が創設され,今年で20周年を迎えます。

新監督に今江を据え,新たな気持ちで挑むことになります。

もう,「『頂点』という『頂(いただき)』を「いただき」!」という意味です。

今江がこだわる頂点,すなわち優勝・日本一のことです。

このフレーズを口ずさむことで,士気を高めていくという意義も込められているのです。

近年は「鷲」や「東北」を入れることが多かったですけど,今回はものすごくシンプルにしました。

やはり,監督によって傾向が出てくるものなのかもしれません。


埼玉西武ライオンズ

『やる獅かない』

昨季から松井稼頭央が監督になったものの,昨季は5位に終わりました。

悔しい結果を受け止めて,稼頭央の中で自然に出た言葉が「やるしかない」ということなのです。

チームとして強い決意を持つためにも,獅子の「獅」を入れたフレーズにしたのです。

選手個々とチームの躍進,優勝・日本一に向けて,もう「やるしかない」のです。

ライオンズの獅子を入れたのは,ここ最近なかったと思いますね。


北海道日本ハムファイターズ

『大航海』

ファンから公募の結果,新庄がこのフレーズを選んだのです。

昨季は新球場に移転して1年目という,新たな歴史を刻み始めました。

しかし,チームは2年連続最下位になり,今季こそは結果を出したいところです。

ファイターズという船に,選手・監督コーチ・スタッフというクルーが乗ります。

そこにファンという宝物を乗せ,荒波を越えていくという姿勢が込められているのです。

荒波を越えた先の光を目指し,大航海へと旅立つのです。

海が地名についている,北海道らしいフレーズかなと思います。


以上,パ・リーグ各チームの2024年度スローガンです。


勝利を目指すフレーズ,姿勢を示すフレーズ,ユニークさも交えたフレーズ。

いろいろなスローガンが集結しました。

12球団それぞれ,このフレーズを持って今季に挑むことになります。

果たして,フレーズ通りに目標達成となるのでしょうか?


明日から春季キャンプが始まります。

もうすでに,今季の勝者は決まっているのかもしれません…



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2024年シーズンの注目選手 千葉ロッテマリーンズ

今回も,2024年シーズンの注目選手を挙げてみます。

今回は,千葉ロッテマリーンズ編です。

それでは,最後までよろしくお願い致します。


今季のロッテの注目選手は…

誰がエースで,誰が4番になるのか

誰というよりも,ここが一番重要だと思うのです。


昨季は先発エースが小島,中継ぎエースがペルドモ,4番はポランコが主でした。

小島は唯一規定投球回達成で10勝。

ペルドモは最優秀中継ぎ投手。

ポランコはホームラン王。

というように,投打の軸がそれぞれ活躍を見せて,ある程度軸は機能していたと思います。


問題なのは,今季も同じようなメンツにならないのかもしれないということです。

それ自体が問題というよりも,これによってチームを左右するのかもしれないのです。


先発エースは小島でも悪くはないのですけど,他が見当たらないから消去法でそうなるのです。

本来なら朗希や種市がより勝利を稼げそうですけど,一度も規定投球回に達したことがありません。

特に朗希は,そろそろシーズン通して投げ続けてほしいなと思うのです。

小島に続き,小島を超えてエースになるようになってもらいたいところでもあります。


中継ぎはペルドモがいないとなれば,誰がセットアッパーになるのでしょうか?

そこをどのように固めて,益田につなげていくのでしょうか?


4番については,一番有力なのはポランコだと思います。

ただ,場合によっては安田や山口が4番になるのがいいのかもしれません。

肝心なのは,どのような打順が一番効率がいいのかを首脳陣が考えることです。

効率よく打点を稼ぐにはから,4番を誰にするのでしょうか?

それで4番が変わったとしても,チーム打点向上につなげればいいのです。

将来的なものを含めて,誰が4番になるのかも注目できると思います。


以上のように,今季は先発と中継ぎエース,4番打者が誰になるのかが重要だと思うのです。

吉井をはじめとする首脳陣が誰に決めて,その選手が期待に応えられるのか?

それがチームを大きく左右するのではないでしょうか?


次回は,オリックス・バファローズ編です。

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2023年を振り返って 千葉ロッテマリーンズ後編

今回も,各チームの2023年シーズンを振り返ってみます。

今回は,千葉ロッテマリーンズの後編です。

それでは,最後までよろしくお願い致します。


なお,前編と中編は以下のリンクをクリックしてご覧ください。




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 今季は外国人選手を一掃して,全て新たに連れてきた体制でスタートしたのです。巨人からメルセデスとポランコと,日本野球経験者を獲得しました。新外国人はカスティーヨ,ペルドモを獲得したのです。
 メルセデスとポランコが活躍の期待を持つことができたと思います。リーグが変わって本人たちも心機一転になりますし,日本野球を知っていますからね。新天地をきっかけに飛躍することもあり得ると思ったのです。
 投手はまず,ペルドモが41ホールドで最優秀中継ぎ投手に輝いたのです。53試合で防御率2.13と,十分主力の数字を残しました。今季の躍進に欠かせなかったのは間違いないです。
 一方で,先発の強化は思ったようにならなかったと思います。メルセデスは100イニング以上投げたものの,規定投球回には未達成で4勝,防御率3.33でした。カスティーヨは12試合登板して3勝,防御率3.12でした。今季は外国人が4人でスタートしており,2人とも1年間ローテに入れる余地は十分にありました。ただでさえ小島のみが規定投球回達成という状況だけに,外国人でプラスアルファが少なかったのは痛かったと思うのです。
 野手ではポランコが規定打席達成し,26本塁打で本塁打王になったのです。ロッテで本塁打王は1986年の落合博満以来で,千葉ロッテになってから初めてのことなのです。打点は物足りなさが残りますけど,ようやく確固たる4番を確保できた感じがするのです。
 またシーズン途中で野手のブロッソーを獲得しました。しかし37試合で1本塁打と,打撃強化には程遠い成績だったのです。まあ,日本野球経験者に助けてもらったということになりますね。
 以上を踏まえますと,中継ぎエースと4番は外国人で賄うことができたということになります。特に4番は長い間ホームラン王がいなかっただけに,「やっと」という思いがファンにもあるのではないでしょうか?
 ただ,チームの課題である先発は思ったようにプラスアルファにならず,そこが優勝に届かなかった一因となりました。来季はそこを何が何でも解決したいところです。
 来季に向けて,メルセデスは残留が確定しています。そして先日,ポランコの残留も決まったのです。この2人が残るのは非常に大きく,来季の期待が膨らむのではないでしょうか?ペルドモについては交渉中で,残るかでまた期待も変わると思います。


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 今季の課題として私が挙げたのは,「優勝まであと何歩と考えているのか?」です。一昨年まで2年連続2位で,一昨年に至ってはトップとの差2.5とわずかでした。「もう少し」と思っていたところ,昨季は7.5ゲーム差の5位でした。
 「優勝も行けるぞ」と思って意気込んでいたと思います。それがこの結果ということで,選手たちや首脳陣はどう受け止めていたのでしょうか?監督が代わったこともあり,気持ちも新たになったと思います。それで戦い方にどう影響が出るのか注目できると考えたのです。
 今季は2位ではあったものの,オリックスとの差は15.5ゲーム差でした。「トップと10ゲーム以上離されているのは,最下位も同じ」という声もあります。それに基づくとすれば,一昨年までの2位とはまるっきり違うということになります。
 恐らく選手も首脳陣も,ホームでCS開催できたことに関しては「2位になって良かった」と思っていたのではないでしょうか?ただ優勝を目指すということに基づけば,「2位ではないかな」という感覚だと思うのです。一昨年はわずかと思っていたオリックスとの差が,かなり開いた結果での2位ですからね。
 なので,この課題は来季にも持ち越されたということになりますね。確かに順位は,昨季の5位から2位に躍進しました。ホームでCS開催も勝ち取って,ファンを喜ばせたのは間違いないです。
 ただし,トップとのゲーム差は,昨季の7.5ゲーム差から15.5ゲーム差と倍以上に開いたのです。順位は2位でも,優勝を目指すというところからは遠ざかったという結果なのです。この結果や差を,首脳陣や選手がどう捉えるかですね。捉え方を間違えれば慢心にもつながるだけに,来季は心構えをどう整えるからのスタートになると思うのです。


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 来季の課題を私なりに挙げるとすれば,今季と同じでもいいと思うくらいです。ただ,それではやはりつまらないので,他の側面からも課題を出してみます。「中途半端にとどまっている選手を,どれだけレベルアップさせることができるか」ではないでしょうか?
 ここ最近のロッテを見ていると,中途半端と思える選手が多いように見えます。主力で言えば奨吾がどの打順に配置すればいいのか分からない成績なのです。ここから果敢にホームランを増やすのか,盗塁を増やしていくのか,打率に拘るのか…今後の奨吾の行方を左右するだけでなく,チームの数字にも関わるように思うのです。
 あとは藤原や平沢といった有力選手が,全然レギュラーになれないままなのです。残している数字も中途半端で,このままでは特長のない選手で終わる感じがするのです。レギュラーになってきた山口や安田もどこか突き抜けている感じがなく,このままではあっという間に競争に負けるかもしれないのです。朗希もまだ,規定投球回に達したことないですからね。
 中堅・ベテランでも,井上や美馬といった選手が中途半端にとどまっている感じがします。角中が代打の切り札に定着しただけに,野手ではなおさら差が広がったように見えるのです。故障で満足に出られなかった荻野や高部も,再生が必要と言える選手だと思います。
 というように,全体的に中途半端でとどまっている選手が多いように見えるのです。主力を含めてこうした選手の底上げが絶対に必要だと思うのです。もはや例外ないというくらいにです。
 全体的に選手が中途半端が故に,成績もなかなか優勝まで突き抜けないのかもしれません。投手と野手の全体的な数字がそれを物語っていると思います。チーム全体で中途半端から脱却しなければ,いつまで経っても優勝までたどり着けないのではないでしょうか?「一隅を照らす」という選手を,何人輩出するかと言い換えてもいいと思うのです。
 ドラフトでは3回抽選を外して,外れ外れ外れ1位で大学野手の上田を指名しました。2位で即戦力投手を確保することができたものの,「外れてよかった」と言えるような成績を期待するしかないです。3位以下が育成を含めてほとんど高卒なのは,「今いる選手でも優勝できる」という自信なのでしょうか?
ロッテ結果

 ホームでCS開催して,少しでも長く谷保恵美さんのアナウンスを聞くことができました。そんな谷保さんが今季でアナウンス勇退となり,球団で「変わらなければ」という空気が出ていると思います。アナウンスが変わって,テンションが下がるということにはならないで欲しいです。
 今季は2位に躍進したものの,またしても2位に終わったのです。なかなか届かない金メダル,あとどれくらいの距離があるのでしょうか?来季は日本一が14年ぶり,優勝が19年ぶり,ペナントレース1位が50年ぶりといういびつな歴史。来季で今度こそ終止符を打ちたいところです。


次回は,広島東洋カープの前編です。

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