求究道(ぐきゅうどう)のプロ野球講義

プロ野球について,私が聴いて,観て,感じて,発見したことを基に,新たな考えを発信していきます。 皆さんの新たな発見につながることを祈ります。 「求めるものを究める道」がペンネームです。 よろしくお願い致します。

北海道日本ハム

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2024年シーズンの展望 北海道日本ハムファイターズ後編

今回も,各チームにおける2024年シーズンの展望を書いていきます。

今回は,北海道日本ハムファイターズの後編です。

なお,前編は以下のリンクをクリックしてご覧ください。

それでは,最後までよろしくお願い致します。


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 まずは昨季の投手成績をご覧ください。fa

 投手陣は前年と比べて改善の数字が出ています。そのため,「投手で勝つ」という体制に持って来れる可能性もなくはないと思うのです。ただ,主力の退団と入団でどれだけ数字に影響が出るのかが未知数です。
 まずは先発陣です。上沢が海を渡った一方で,FAで福也を獲得しました。これである程度離脱のダメージを軽減することは可能なのかもしれません。
 ただし,上沢がコンスタントに規定投球回に達していたのに対して,福也は一度も達したことがありません。加えて2桁勝利も昨季の1回のみです。そのため,上沢の穴を丸々埋められるかと言われると,過度に計算するのは禁物だと思います。福也も新天地でレベルアップが必要と考えないと,安易に考えて落とし穴にはまるのかもしれません。
 加藤貴と伊藤が今季も柱を務め,そこに福也と上原が続く形になりそうです。ただ昨季は上原以降との差がものすごく大きく,上沢を加えた三本柱に頼らざるを得ない状態が何年も続いていたのです。その中の1つが去ったことで,先発での勝ち星が減る可能性も生じたのです。
 それを防ぐために,バーヘイゲンを復帰させたと言っていいです。相当な年俸をかけているだけに,もうローテ入り確定という期待だと思います。福也とバーヘイゲンが先発ローテに入らずして,日ハムの浮上はないのは過言ではないと思うのです。
 あとは上原をはじめ,鈴木や根本あたりの成長がどれだけあるのか…少なくとも加藤貴,伊藤,福也,バーヘイゲンで柱を固めて,他の選手に気楽に投げてもらうようにする。これができるかどうかで,先発投手の勝ちが増えるかが分かれると思うのです。
 リリーフ陣は,昨季正義がクローザーに定着したのが大きかったです。ただ,その一方で正義につなぐまでのセットアッパーは不在のまま終わった感じです。そのため,勝つとすれば先発三本柱から正義に直接つなぐしかなかったという感じになっていたのです。
 それを解消すべく,億かけて新外国人のマーフィーとザバラを獲得したに違いないです。正義も今季に関しては未知数ですけど,とにかくセットアッパーを確保することは意識している獲得だと思います。
 他にもセットアッパーの経験がある黒木をトレードで獲得しました。そこに河野,玉井,池田がいるといったところです。この中で7,8回を守るセットアッパーをしっかり固めないと,今季の浮上はないと思います。少なくとも,この中に宮西を入れないことが理想的です。
 ということで,まずは先発の柱,リリーフの柱であるセットアッパー。この2つの課題をクリアしない限り,「投手で勝つ」という体制を作るなど不可能です。そのため,福也と黒木,新たに来た外国人が大きなカギを握っているということになります。新戦力がどれだけ機能するか,今季は非常に大きいと思うのです。


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 残留組は投手でロドリゲス,野手でマルティネスのみです。ロドリゲスは今季で来日7年目を迎えます。マルティネスは昨季中日から来て,規定打席に達して主砲を務めました。さすがに2人だけでは,今季の躍進につながりにくいのは明らかです。
 そこで球団は新外国人を5人,それも全員推定億以上をかけて獲得したのです。エスコンに移籍して利益を得やすくなったのかもしれませんけど,「ここまでかけたのか」と思うものです。経費を抑えながらやっていたころと比べると,外国人には大盤振る舞いしたように見えるのです。
 投手でバーヘイゲンが3年ぶりに復帰し,新外国人でマーフィーとザバラを獲得しました。先発とリリーフの柱を絶対に確保するという意図が見えます。特にバーヘイゲンは過去に2年間日ハムでプレーしていたとはいえ,推定3億5千万と相当かけました。ホンマに球団も今季は,「何が何でも」という姿勢を持っていると思えるものです。
 野手ではスティーブンソンとレイエスを獲得しました。スティーブンソンは俊足と長打力の1,2番打者,WBCのヌートバーをイメージでしょうか。レイエスは主砲として大きな期待をかけたと思います。こちらも打の柱を何が何でも確保するという意気込みが見えるものです。
 あとは育成で台湾の孫易磊を獲得しました。こちらは今年で19歳なので,じっくり育てていく方針だと思います。これで今季の日ハムは外国人選手が8人と,ものすごく抱えることになったのです。
 そうなりますと問題なのは,どこを重点的に補強し,誰を中心に起用するかです。チームの課題が多いだけに,誰を重点的に起用するのかが選びにくいのです。投手に3人割くとなれば,野手は1人しか起用できないことになります。だからといって,億をかけた以上は新外国人を起用しないともったいないです。
 こうした起用をうまくやらないと,「何で俺を使わないんだ」と不満が出てくる可能性もあります。そうなればチームに不協和音が生じることになり,簡単に崩れることになるのです。これを首脳陣がどのように防ぐかの準備は必要になります。
 先発もリリーフも1,2番打者も4番打者も足りないだけに,新外国人は全員起用したいところなのです。だからといって,ロドリゲスやマルティネスを早々に見切りをつけていいのか…選手の活躍も重要ですけど,この悩みを首脳陣がどう解決するかも重要だと思うのです。
 いずれにしても,今季の日ハムは外国人に対して相当かけたと思います。なおかつ,チームが浮上するためには外国人選手の爆発的な活躍は欠かせません。この賭けが吉と出るのか,凶と出るのか…勝負をかけた1年になるかと思います。


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 今季は大きな戦力変化がありました。FAで競合の末に福也を獲得し,トレードで黒木も獲得できました。現役ドラフトで水谷を獲得し,次なる万波を生み出す可能性を出しました。新外国人を5人,いずれも年俸億以上をかけて獲得したのです。
 その一方で,先発の柱を務めていた上沢が海を渡りました。ただでさえチームの唯一の武器が先発の柱となっていただけに,この離脱が痛くない訳ないです。その穴をどのように埋めていくのでしょうか?
 ドラフトでは抽選に2度外れたものの,3度目でようやく当たりを引き当てることができました。大学屈指の剛腕左腕である細野を獲得できたのです。2,3位でも大学選手の逸材を獲得でき,近い将来に主力を生み出せる可能性を見せたと思います。日ハム結果

 今季のテーマを私なりに考えてみますと,「リフォームで例えて柱を建てることができるか」ではないかと思います。今季はこれができずして,優勝を狙うのは無理と言っていいのです。
 新庄政権が誕生し,今季で3年目を迎えます。この2年間を家のリフォームに例えてみます。1年目は最初の作業である,前の家の破壊から始めていました。今までの戦力を一から見直し,「1年間トライアウト」と全選手を起用していたのです。
 2年目はそこから,家の土台作りに取り組んでいました。前年の起用を活かして,主力選手または候補を少しでも多く生み出そうとしていたと思います。結果として万波や野村などの台頭という収穫があったのです。
 ならば,3年目はその土台に新たな家の柱を建てなければなりません。チームで言えば,投手,打撃,守備の柱をレギュラーで固めるということです。投手は先発ローテーション,セットアッパーとクローザー,野手は1,4,7番打者とセンターライン(捕手,二塁手,遊撃手,中堅手)を守る選手。これらを固めないことには,戦い方も固まるわけないです。
 今のところ固まっていると言えるのは,先発投手の柱である加藤貴と伊藤くらいです。強いて挙げて,クローザー正義,捕手で伏見がまあ行けそうかなという感じです。他はレギュラーが固まっておらず,ここ数年はそれで勝ってないのです。
 新庄政権で1年目は元の家を壊し,2年目は新たな家の土台を作る。1年目は「全員トライアウト」ということで様々な選手を様々なポジションで起用し,2年目はレギュラー候補を絞ってくる。今季はその次のステップアップを求められるところなのです。
 そうなりますと,家で例えるなら柱をしっかり立てる,チームで言えば核となる選手を固める。これが最重要課題だと私は思うのです。
 北海道時代に優勝した2006年,07年,09年,12年,16年,いずれもチームの核は固まっていました。それができてないのが現状なので,勝てないのも当然と思えるのです。それを球団は痛感しているのでしょうか?
 柱が思うように固まれば,残りの枝葉をつけていく作業もスムーズになると思います。「主役」を固めないことには,「脇役」も固まらないということです。そうしてチーム全体で核が固まってはじめて,選手それぞれが持ち味を発揮しやすくなると思います。それを証明したのが,昨季の阪神ではないでしょうか?
 まして,新庄政権が一昨年発足して,チャンスは十分に与えられました。3年目でも活かせないとなれば,若い選手でない限り見切られても仕方ないです。その危機感をどれだけの選手が持っているのか,そこも問われるところだと思います。
 果たして,この3年間をうまく活かせるのは誰なのでしょうか?そして,その答えがレギュラー決定であり,チームの成績にも反映されると思うのです。


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 今季のスローガンは「大航海」です。ファンという宝物を乗せ,2年間で着実に力をつけた選手,監督・コーチ,スタッフというクルーが乗り,準備は整った。いざ,シーズンという航海へ旅立ち,最後は光り輝く地へたどり着く。新庄政権の2年間をも活かしたフレーズとして選ばれたのです。
 新球場が魅力的なものは伝わりました。あと足りないのは,8年ぶりの優勝という勝利のみです。今度は結果でファンを喜ばせることができるのでしょうか?
 そのための補強もした,育成も行ってきた。優勝へ向かう航海の準備は整ったのです。進めファイターズ,さわやかに,どこまでも,ひと筋に!


次回は,中日ドラゴンズの前編です。

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皆さんに,新たな発見が見つかりますように・・・ ・・・。

2024年シーズンの展望 北海道日本ハムファイターズ前編

今回から,開幕に向けて各チームの2024年シーズンの展望を書いていきます。

まず最初は,北海道日本ハムファイターズの前編です。

それでは,最後までよろしくお願い致します。


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 昨季は2年連続の最下位に終わった北海道日本ハム。新球場1年目で盛り上がったとはいえ,まだまだ厳しい現実を突き付けられたと思います。今季で3年目の新庄剛志監督は,今季こそ結果を出すと意気込んでいるところです。
 首脳陣の新たな顔ぶれとして,まずGMを務めていた稲葉が二軍監督になりました。侍ジャパンのコーチや監督を経て,GMとして全体的にチームを見ていました。引退以来11年ぶりの現場復帰,大きな経験値を活かして,育成に取り組む期待が持てるのです。
 一軍では武田久が投手コーチとして復帰しました。ファームでは侍ジャパンで栗山英樹監督を支えた清水が総合コーチ,浦野が投手コーチ,小田が打撃コーチ,岩舘が内野守備走塁コーチとして,それぞれ復帰したのです。ファームを中心に首脳陣を変えて,徹底的に育成にメスを入れるという方針なのかもしれません。
 一軍の首脳陣は,武田久以外に変化はありません。新庄の中で「これで行ける」という手ごたえがあるのでしょうか?そうなりますと,作戦面などで大きな変化はあまりないのかもしれません。あるとすれば,新庄から大きく変える号令を出すと思います。
 新庄が監督になってから,着実に育成が進んでいるのは間違いないと思います。昨季は野手で万波,投手で正義と,主力誕生の可能性を見せました。主砲とクローザーが固まるだけでも,投打とも戦い方を固めやすくなるはずです。野村なども主力に近づいており,一昨年より成果が出ているのは間違いないかと思います。
 その一方で懸念点として考えられるのは,新庄の考えやビジョンがきちんと首脳陣に波及しているかです。どうしてもマスコミは新庄に注目が行くので,「新庄の采配」として扱われがちになっています。そのこともあり,新庄が独り歩きしているように見えなくもないのです。
 新庄が「こうするぞ」と言った時,コーチ陣はどのような反応をしているかです。「そうですよね」と言っているのなら,きちんと首脳陣が一枚岩になっている証です。逆に「えっ」と絶えず思っているのなら,監督とコーチが一体になってないということになります。思わぬ采配はシーズン中に出ることもあると思いますけど,そればかりではコーチが監督から離れることになってしまいます。
 どちらの雰囲気なのかは,内部に入らないと分かりません。ただ,今季結果を求めていくとなれば,監督とコーチの一体性がどれだけのものなのかも求められるところです。この2年間で新庄の考え方をどれだけ波及させることができたのか?それ次第で,今季の結果も左右するのかもしれないのです。
 昨季は新球場1年目ということで,物珍しさで球場に来る人もいたと思います。さすがにそれが2年目も同じように続くとは限りません。今季は結果で観客動員を増やしたいと,球団も意気込んでいると思います。
 新庄が1人だけで暴走するのか,そうなった時の止め役を用意しているのか?それとも,首脳陣がスクラム組むように整えているのか?今季首脳陣に最も問われるところは,2年間を含めたその成果だと思うのです。
 なお,新庄について詳しくは以下のリンクをクリックしてご覧ください。


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 まずは昨季の打撃成績をご覧ください。fd

 昨季は全体的に一昨年よりも下がった傾向になっています。得点もほとんど伸びておりません。一昨年はミス覚悟で攻め続けたのに対して,そこからのレベルアップを目指したゆえの反動なのかもしれません。それを踏まえて,今季はどのような姿勢で攻撃するかですね。
 今季戦う上で重要だと思うのは,核となる打順を固定できるか。それは1番,4番,7番です。ここを固定できるだけでも,相当戦い方が変わってくると思うのです。
 まずは打線の主役でもある4番です。昨季の成績だけで言えば,万波が筆頭候補なのは間違いないです。あと1本でホームラン王というところまで打ち,侍ジャパンにも選ばれるくらいになりました。新たなチームの顔として,背負ってもらうと首脳陣は判断するのでしょうか?
 他に候補を挙げるとすれば,新外国人のレイエス,もしくは今度こそ飛躍してほしい清宮といったところでしょうか?清宮は遅れること確実ですけど,理想を言えば万波と3人でクリーンアップを組むことができるかなと思うものです。
 そして,打線の先陣を切る1番も重要です。かつては新庄や稀哲がその役割を担ったことがあります。こうした選手がヒットなどで出塁すると,「さあ行くぞ」という雰囲気が出てきました。こうしたムードメーカーの点で,1番が誰になるのかも重要だと思うのです。
 現段階で理想と言えるのは五十幡です。俊足もパンチ力も持っており,新庄や稀哲のような出塁でムードが盛り上がる雰囲気を出せると思います。五十幡が1番に定着すれば,それだけでも得点力が変わると思うのです。
 他には加藤豪,新外国人のスティーブンソンあたりも候補でしょうか?「打てば盛り上がる」という点で考えると,この3人が1番打者に定着しないかと思うのです。かつて優勝した時の稀哲や西川のような1番打者を固められるかも,今季非常に重要だと思います。
 そして7番は,野村克也いわく「もう1人の4番打者」です。クリーンアップで作ったチャンスを下位打線で得点につなげられるか,その大きな役割を担うのです。2016年に日ハムが優勝した時は,ホームラン王になったレアードが定着していました。下位打線の脅威として,優勝に大きく貢献したのは言うまでもないです。
 ここに野村,今川あたりが入ることがあるかなと思っています。下位打線で重圧が少ない中で打ち,それで相手に脅威を与えられる存在にならないでしょうか?
 以上のように,誰が伸びてくるかというより,まずは1,4,7番を固定できるかが重要だと思います。打線の核となる選手を固めれば,あとは枝葉をつけていくだけです。こうして打線が完成して,安定的に戦うことができると思うのです。まずは打線の幹を作れるか,大きなポイントですね。
 かつて優勝した2006年,07年,09年,12年,16年は,いずれも打順を固定できていました。そして,核となる1,4番は固定できていたはずです。それを再現できるかとイメージすれば分かりやすいかと思うのです。
 そうして打順が固まってくれば,各々の役割分担も明確になります。そうなりますと,盗塁,犠打,長打力,出塁率のいずれも変わるかと思います。そう考えて,今季はまず核となる1,4,7番を固められるかが重要だと考えるのです。


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 まずは昨季の守備成績をご覧ください。pa6

 昨季は失策数が増えて,リーグワーストの守備率が2年連続ということになりました。現役時代守りで生きていた新庄にとって,これは見過ごせない数字です。捕逸も倍になりましたからね。
 選手自身のレベルアップも重要ですけど,やはりセンターラインを中心にある程度メンバーを固める必要があるかと思います。複数のポジションで神経を使うよりも,1つのポジションで固定的に起用される方が集中しやすくなるかと思います。実際,昨季の阪神は完全固定化されて,選手は非常にやりやすかったと思うのです。
 新庄政権3年目で,そろそろその見極めをしてもいいと思います。この2年間で様々な選手を起用し,どの起用法が一番選手を活かせるのか見抜いたはずです。それを踏まえてメンバーを固定化するのか,まずそこに注目できるかと思います。
 現段階で決定的と言えるのは,外野で万波と松本,捕手は伏見にそれなりにやってもらうといったところですね。野村はファースト,サード,DHのどこを守るのか分かりません。昨季の感じからすれば,ファーストになる可能性が高そうですけどね。マルティネスが入るかどうかは,他の外国人選手次第だと思います。
 他はと言いますと,まるっきり見えない感じです。現段階で一番近いとすれば,ショート上川畑,サード清宮といったところでしょうか?あくまでも近いなので,故障などで番狂わせもあり得ます。特に清宮が出遅れるとなれば,サードはチャンス到来です。そこで誰が入ってくるのでしょうか?
 新外国人のスティーブンソンもレイエスも,外国人枠の関係からスタメン起用なのかもまだ分かりません。もしも固定的に起用するなら,スティーブンソンは外野,レイエスはDH起用になるかと思います。
 以上のように,現段階では固定できるメンバーは少ないです。誰にでもチャンスはあると思いますけど,それがもう3年目になります。それで今季も結果を出せないとなれば,もうそれはユニフォームを脱ぐということになると思います。それを心得てのチャンスと思いながら,レギュラーをつかみに行くべきかと思うのです。


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 昨季代打,代走,守備固めのいずれでも存在感を見せていたのは江越です。ベンチ中心で100試合出場し,杉谷のようなベンチの切り札になっていたと思います。裏を返せば,他の選手は江越にすら及んでないということになるのです。
 さらに,昨季限りで内野守備固めを務めていた谷内が引退し,内野守備の切り札が不在になったのです。そこで注目できるのは,石井と中島なのです。中堅・ベテランになってきた2人が,新たに終盤の守備の切り札にならないかと思うのです。レギュラーを諦めろまで言わずとも,せめてそこに至らなければ,もうぼちぼちユニフォームを着れなくなると思うのです。
 他には復活を目指す淺間,福田,今川,清水あたりもベンチに定着できないかなと思うのです。いずれにしても,万波などレギュラー固定できそうな選手以外は「江越にすら及んでない」と自覚すべきです。それを突破せずして,レギュラー獲得などあり得ません。それを自覚する選手こそ,新たなレギュラーになれる可能性が開けると思うのです。
 今季も江越がベンチの切り札で盤石かもしれませんけど,やはり内野でもう1人切り札が欲しいところです。そして,江越はレギュラー以外の指標になると思います。それを踏まえて,どれだけベンチを充実できるかに注目できるのではないでしょうか?


次回は,北海道日本ハムファイターズの後編です。

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日本人のホームランの概念を変えた「青バット」:大下弘

今年は日本プロ野球誕生90周年というアニバーサリーです。

1934年に大日本東京野球倶楽部が発足し,ベーブ・ルースたちMLB代表と試合しました。

そこから職業野球の気運が高まり,36年から日本職業野球連盟としてリーグ戦が始まったのです。

そこから現在に至って,プロ野球は日本中で愛されるスポーツになっているのです。


ということで,当ブログでも不定期で歴史について書いてみようと試みます。

不定期なので,どれくらいの頻度になるのかは私にも分かりません。


一昨年に,村上宗隆の記録にちなんで,レジェンド小鶴誠についた書いたことがあります。

このような感じで書いてみようかなと思っています。

この90年の歴史を築いてきたレジェンドを,より多くの方に知ってもらいたいなと思っています。


今回書くのは,「青バット」と呼ばれた大下弘です。

それでは,最後までよろしくお願い致します。


ここに2本のバットがあります。
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東京ドーム内にある野球体育博物館(現.野球殿堂博物館)を,かつて私が訪問した時に撮影したものです。

赤いバットと青いバットがあります。

この2本を使った2人の選手が,しのぎを削り合っていた時があったのです。


「赤バット」と呼ばれた読売ジャイアンツの川上哲治。

正確無比のバッティングコントロールで,弾丸ライナーを飛ばしていました。

そして,「青バット」と呼ばれた東急フライヤーズの大下弘。

天性の遠くへ飛ばす打球技術で,子供たちに夢を与えていました。

戦後間もないプロ野球は,この2人によって盛り上がり,築き上げたと言っていいと思うのです。


大下弘は,1922年12月15日に兵庫県神戸市で生まれました。

小学校,高等小学校と進学し,36年に台湾・高雄市に移住します。

ちょうど日本本国で,職業野球のリーグ戦が始まった年です。

41年12月に明治大学に進学するものの,徐々に足音が聞こえてきます。

そう,12月8日に真珠湾を攻撃したことで,太平洋戦争が始まったのです。

大下が進学したのは,学生の徴兵猶予の特権のためとも言われています。

しかし43年に大学のリーグ戦が中止になり,12月に学徒出陣を言い渡されます。

大下は航空隊を志願し,45年8月15日に終戦を迎えるのです。

大下は大学に復帰し,再びバットを持ち始めます。

あまりにも打球をポンポンと飛ばすことから,「ポンちゃん」というあだ名がついたのです。

大下の打球を飛ばす天性は,この頃から開花していたのです。


10月に大下は,明大の先輩である横沢三郎からプロ入りの勧誘を受けます。

戦後まもなく誕生した新球団・セネタース(現.北海道日本ハムファイターズ)に入団を決めます。

11月に職業野球東西対抗戦で大下は出場します。

この時,戦前の職業野球とは光景がまるっきり変わっているのです。

戦前は大学野球の方が盛んで,職業野球は玄人にしか好まれてなかったのです。

また,当時は野球を遊びだと思う傾向が強く,職業野球は「ろくな奴が行くところではない」と思われていたのです。

給料こそ一般職よりも高いものの,そのような価値観でプロ入りに反対する選手の親などもいたのです。

現に川上哲治も親にそう言われ,「兵役に入るまで」という条件で38年に巨人入りしたのです。

話を戻しますけど,戦後間もない頃になると子供が多く来るようになったのです。

戦後まもなく荒廃しきった日本,誰もが希望を求めていたのかもしれません。

そんな中で,大下は戦後初となる柵越えホームランを放ったのです。

それまでのホームランといえば,低いライナーで飛んだ球の延長線上のものか,ランニングホームランが相場でした。

対して大下の打球は,高い弾道から飛ばす虹のようなホームランなのです。

その打球が描くアーチは,戦後間もない人々に夢や希望を与えるものになったのです。

この瞬間から,日本人のホームランの概念が変わっていったのかもしれないのです。


46年にリーグ戦が再開され,大下のプロ1年目が始まります。

この時,大下23歳。

大下の虹のようなホームランに,多くの日本人は魅了されます。

それは子供や女性をも魅了し,大下は人気選手になっていくのです。

この年104試合出場し,打率.281,20本塁打,74打点,16盗塁を記録しました。

戦前のホームラン記録は,1938年秋の中島治康(巨人:この年,プロ野球史上初の三冠王)と39年の鶴岡一人(南海軍:現.福岡ソフトバンクホークス)の10本が最高でした。

それを戦後間もない新人がいきなりホームラン数を倍にしただけに,大下はプロ野球界に大きな衝撃を与えたのです。

本塁打2位の飯島滋弥も12本と記録更新していたものの,大下はそれすらも超えて圧勝のホームラン王だったのです。

いきなりホームランの最高記録が倍になったら,誰だって大きな衝撃を受けるはずです。

そうイメージすると,大下がとんでもない選手ということが想像しやすいかと思います。


そして大下はやがて,バットの色を青にします。

これはバットの色を赤にしていた川上哲治に対抗したものです。

並木路子の『リンゴの唄』の歌詞にある「赤いリンゴに(中略)青い空」をヒントにしたそうです。

一応参考に,『リンゴの唄』をYouTubeから引っ張ってきます(2024年2月19日アクセス)。

当時は歌も人々に希望を与えており,小さな歌声で魅了していたのが美空ひばりなのです。

そうして希望を与えるものとしてダブったから,赤バットと青バットが誕生したのかもしれません。

赤バットから放たれる弾丸ライナーと,青バットから放たれる虹のようなホームラン

戦後間もないプロ野球,誰もが2人に夢中になっていたと思います。

哲治と大下,共に雑誌の表紙やめんこになったくらいです。

いかに子供たちに夢を与え,愛される選手になったかが分かるかと思います。


47年,この年は大下と哲治で激しい首位打者争いが繰り広げられたのです。

序盤,哲治は高打率を残すのに対し,大下はホームランを狙うあまり凡打が多くなるのです。

大下の打ち方は,MLBの伝説であるベーブ・ルースやルー・ゲーリッグと似ているのです。

構えて一度前へ大きく倒してから,後ろへ大きく持って行ってスイングするスタイル。

そのため,打球がバーンと大きく飛んでいくのです。

ただ,この打ち方はテイクバックからインパクトの間までに時間が掛かり,粗いバッティングになってしまうのです。

その弱点を突かれたため,大下の打率は高くなかったのです。

そこで大下は流し打ちを心がけるようになり,打率が上がってきたのです。

哲治と打率でデッドヒートを繰り広げたのです。

ところが,大下が作り上げた風潮によって,今度は哲治がスランプになったのです。

大下が大きな打球を飛ばすことで,周囲はホームランを期待するようになったのです。

哲治は40年に本塁打王になったことがあるものの,その数は9本でした(ちなみに,46年に10本塁打を放っています)。

大下の20本と比べると,まさに天と地ほどの差があるのです。

その周囲の「ホームラン,ホームラン」という声から,「これからはホームランを打たなければプロではない」という雰囲気になってきたのです。

その期待に応えようとするあまり,哲治の正確無比な打撃が狂ってきたのです。

最終的に哲治は,打率.309(3位),6本塁打,57打点でした。

一方大下は,打率.315,17本塁打,63打点と,全てで哲治を上回ったのです。

首位打者と本塁打王の二冠に輝いたのです(ちなみに打点王は,阪神の藤村富美男で71)。

そう,大下のホームランによって,世の中のホームランに対する認識,価値観が変わってきたのです。

大下は2年連続の本塁打王に輝き,その期待に応えたのです。


巨人,西鉄ライオンズ(現.埼玉西武ライオンズ),大洋ホエールズ(現.横浜DeNAベイスターズ)を優勝に導いた,名将・三原脩は生前語りました。

”日本の野球の打撃人を5人あげるとすると,川上,大下,中西,長嶋,王

 3人に絞るとすれば,大下,中西,長嶋

 そして,たった1人選ぶとすると,大下弘”


中西とは「怪童」と呼ばれる天才打者・中西太,長嶋茂雄と王貞治は説明不要ですね。

3チームを優勝に導いた名将が,大下をこうしたレジェンドよりも選ばれる打撃人と見ていたのです。

大下がいかに優れているのか,「天才」と言われるのかが分かる言葉だと思います。


ただ,「天才」と思われる大下ですけど,それは天性だけのものではありません。

確かに人気者になってからの大下は,多くの女性と豪遊するようになったと聞きます。

一方で,後に西鉄でチームメイトになる稲尾和久は,生前語りました。

大下はある日,トレパン一丁でバット一本持って外に出ます。

そして帰ってくると,汗ぐっしょりになっていたのです。

そう,汗まみれになるくらいバットを振ってから帰ってきたのです。

練習嫌いと言われた大下ですけど,単なる「天才」ではないのです。

実際,48年は練習不足で不振になっていたと言われています。


大下の登場によって,その後のプロ野球が変わってきます。

大下と哲治という戦後間もないスターによって,プロ野球は子供や女性をも魅了するようになるのです。

同時に,世間はホームランを求めるようになってきます。

やがて様々な打者が柵越えホームランに果敢に挑むようになり,記録が塗り替わっていきます。

48年に哲治と青田昇(巨人)が25本塁打を放ち,大下の記録を更新して本塁打王になります。

ところがその記録は翌年,藤村が46本塁打を放って大きく更新されたのです。

大下が20本塁打と記録を大きく更新してから間もなく,ついにその倍以上にまで到達したのです。

49年は藤村以外にも,別当薫(阪神)の39本,大下の38本,西沢道夫(中日)の37本と,30本塁打越えが4人もいたのです。

そして2リーグになった50年,セ・リーグ本塁打王の小鶴誠(松竹ロビンス)が51本塁打に到達したのです。

まさに,大下から「日本人のホームランの概念」が変わっていったのです。

周囲のホームランを求める声に変わり,やがて選手も柵越えホームランの量産を狙いに行き,記録を更新してもそれ以上のホームランを求める。

そして,それを見た子供たちもホームランに憧れるようになったのです。

大下の戦後間もない虹のようなアーチがなければ,世はホームラン野球になってなかったのかもしれないのです。


人々が大下に魅了したのも,戦後間もないタイミングだったからだと思います。

敗戦で焼け野原になり,多くの人が絶望的な気持ちになっていたと想像します。

その中で様々な娯楽が復活し,プロ野球もその1つでした。

人々は再び見られる娯楽に,生きる希望を求めていたのかもしれません。

そんな時に希望の象徴ともいえる「虹」のような打球を,大下が見せたのです。

こうしたことが重なった奇跡を,大下が生み出したのではないかと私は思うのです。


後に大下と西鉄でチームメイトになる豊田泰光が,生前に語ったものがあります。

豊田が語るには,「長嶋によって,プロ野球が初めて”カラー”になった」とのことです。

打っても走っても守っても,絵になって人々を魅了していたのが長嶋です。

その土体となる「白黒」を作ったのが,哲治と大下だと私は思うのです。

戦後間もない2人のスターが,子供や女性のプロ野球人気を上げました。

そうして戦前より人々がプロ野球に目が行くようになったという土台がある。

そこに,長嶋がどんなプレーでも映える野球を見せます。

長嶋に魅了するようになったのは,その前に哲治と大下が築いた「土台」があったからだと思うのです。

哲治と大下が白黒テレビを作り,長嶋がカラーにしたということでしょうか。

哲治と大下は,こうした点でプロ野球史に欠かすことのできないレジェンドなのです。


それでは,川上哲治と合わせて,その後の大下を語って締めることにします。

その後哲治は,アベレージヒッターとして巨人の中心打者を務め続けます。

1956年には,プロ野球史上初の通算2000本安打を達成します(大正生まれのため,名球会には未加入)。

「ボールが止まって見える」という言葉を残し,「打撃の神様」と呼ばれるようになったのです。

そして58年に現役を引退したのです。


大下はその後,49年に38本塁打,102打点と自己記録を更新します。

50年に打率.339で2度目の首位打者に輝き,別当の三冠王を阻止したのです。

51年は89試合で26本塁打,打率.383で3度目の本塁打王と首位打者に輝くのです。

この時の長打率は.704で,OPSは何と1.169というとんでもない数字なのです。

打率も2位に圧倒的な差をつけて,70年に張本勲が3毛差で抜くまで日本記録だったのです。

52年から西鉄でプレーし,54年の優勝,56年から58年の優勝・日本一3連覇に貢献します。

59年,打率.303を残しながら現役を引退します(規定打席には未到達)。

通算成績は,打率.303,1667安打,201本塁打,861打点,146盗塁でした。

引退後は評論家などを経て,61年に阪急ブレーブス(現.オリックス・バファローズ)で打撃コーチを1年務めます。

68年には古巣・東映フライヤーズの監督になるものの,シーズン途中で辞任します。

74年から75年に大洋でコーチを務め,その後は少年野球や女子野球のチーム監督を務めたのです。

1979年5月23日,56歳で亡くなりました。

美空ひばり,笠置シズ子,川上哲治と共に,戦後復興のシンボルとなったスーパースターの死は,大きく取り上げられたのです。

翌80年,小鶴や千葉茂と共に野球殿堂入りを果たしたのです。


戦後間もない頃,人々の心は荒んでいました。

そんな中で大下が描く虹のようなホームランが,人々に希望を与えました。

それはプロ野球界を変えることにつながり,ホームランの時代を切り開いたのです。

大下の20本塁打が戦前の記録なら,もしかしたら日本のプロ野球は大きく違っていたのかもしれません。

そう考えますと,時代が大下を必要としていたと言えそうなのです。


そんな大下が引退後に語った言葉で締めます。

”私は野球には天才も名人もいないと思っています。

 天才とかなんとかは周りが言うことであって,実際は存在しませんよ。

 私だって凡才です。

 ONといえども凡人の中の非凡の程度じゃありませんか”


「天才」とは何か,いや「天才」なんていないということを示した言葉だと思うのです。



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2024年度のスローガン集合! パ・リーグ編

いよいよ明日から春季キャンプが始まります。

ということで,2024年度のパ・リーグ各チームのスローガンを見てみます。

なお,セ・リーグ編は以下のリンクをクリックしてご覧ください。


オリックス・バファローズ

『おりふぉーWW!』

最近,ネット上で「すわほー」や「たかほー」などが使われます。

チームが勝った時の喜びとして,「○○ほー」というフレーズが生み出させたのです。

「すわほー」はヤクルト,「たかほー」ならホークスという具合ですね。

オリックスでも「おりほー」と使われています。

それを公式に採用したという形ですね。

「ふぉー」にしたのは,パ・リーグ4連覇を目指すという意味を込めたからです。

実際,ロゴには「4」が入っていますからね。

勝利の「V」が4つで「WW」ということです。

チームがパ・リーグ4連覇と日本一奪還を目指し,この言葉を言えるようにする。

今季の目標として定めたフレーズだと思います。


千葉ロッテマリーンズ

『自分たちを超えてゆく。』

12球団で最も遅い発表は,今回もロッテでした。

「日々成長」や「自分たちを超えてゆく」のはアスリートの基本。

結果はその先に待っている,と吉井は語ります。

結果を出すために最も大切なものを,端的に表したフレーズだと思います。

今季のロッテは,過去の自分を超えるべき選手が多くいるはずです。

どれくらいの選手が実現できるかで,チームの成績も変わるのかもしれません。


福岡ソフトバンクホークス

『VIVA』

「VIVA」とは,イタリア語で「万歳」という意味です。

勝利を目指していくということで,この言葉を言えるようにするということですね。

ただし,新監督の小久保は「ビバ」を漢字で「美破」とも表現したのです。

「美しいチーム」というのが,小久保が掲げたテーマです。

「目標に挑み続ける情熱」,「真摯に努力する姿勢」,「期待を背負う覚悟」。

それが小久保の掲げる美意識なのです。

美意識を持って打ち破る,そして「VIVA!」と喜びを表現する。

そうした意味を込めたフレーズということなのです。


東北楽天ゴールデンイーグルス

『いただき!』

2004年オフに球団が創設され,今年で20周年を迎えます。

新監督に今江を据え,新たな気持ちで挑むことになります。

もう,「『頂点』という『頂(いただき)』を「いただき」!」という意味です。

今江がこだわる頂点,すなわち優勝・日本一のことです。

このフレーズを口ずさむことで,士気を高めていくという意義も込められているのです。

近年は「鷲」や「東北」を入れることが多かったですけど,今回はものすごくシンプルにしました。

やはり,監督によって傾向が出てくるものなのかもしれません。


埼玉西武ライオンズ

『やる獅かない』

昨季から松井稼頭央が監督になったものの,昨季は5位に終わりました。

悔しい結果を受け止めて,稼頭央の中で自然に出た言葉が「やるしかない」ということなのです。

チームとして強い決意を持つためにも,獅子の「獅」を入れたフレーズにしたのです。

選手個々とチームの躍進,優勝・日本一に向けて,もう「やるしかない」のです。

ライオンズの獅子を入れたのは,ここ最近なかったと思いますね。


北海道日本ハムファイターズ

『大航海』

ファンから公募の結果,新庄がこのフレーズを選んだのです。

昨季は新球場に移転して1年目という,新たな歴史を刻み始めました。

しかし,チームは2年連続最下位になり,今季こそは結果を出したいところです。

ファイターズという船に,選手・監督コーチ・スタッフというクルーが乗ります。

そこにファンという宝物を乗せ,荒波を越えていくという姿勢が込められているのです。

荒波を越えた先の光を目指し,大航海へと旅立つのです。

海が地名についている,北海道らしいフレーズかなと思います。


以上,パ・リーグ各チームの2024年度スローガンです。


勝利を目指すフレーズ,姿勢を示すフレーズ,ユニークさも交えたフレーズ。

いろいろなスローガンが集結しました。

12球団それぞれ,このフレーズを持って今季に挑むことになります。

果たして,フレーズ通りに目標達成となるのでしょうか?


明日から春季キャンプが始まります。

もうすでに,今季の勝者は決まっているのかもしれません…



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2024年シーズンの注目選手 北海道日本ハムファイターズ

謹賀新年

2024年が来ました!

今年も当ブログでプロ野球のネタを出していきます。

皆さんの新たな発見につながることを祈ります。

本年も,よろしくお願い致します。


それでは,新年最初のネタです。

2024年シーズンの各チームにおける注目選手を挙げてみます。

まず最初は,北海道日本ハムファイターズです。


今季の日ハムの注目選手は…

清宮幸太郎

やはり今季は清宮に注目してみたいと思うのです。


一昨年は初めて規定打席に達したものの,昨季は達成できませんでした。

レギュラー返り咲きはもちろんのこと,ここで突き抜けた成績を残してほしいです。


昨季で2つのことを清宮が悔しいと思えるかで,今季の成績が分かれるのかもしれません。

1つは万波に将来の主砲の座を取られそうになったこと

もう1つは,オフの「アジア プロ野球チャンピオンシップ」に選ばれなかったこと

この2つを屈辱に思ってないのなら,もう清宮が這い上がって来ることはないと思っています。


チームとしても主砲になる期待を大いに集め,日本を代表する主砲の期待すらあったと思います。

その両方に応えてないのが現状です。

それだけに,この2つの出来事を屈辱と思えるかどうかが分水嶺ではないでしょうか?


さすがに今季もダメなら,球団も清宮に見切りをつけるのではないでしょうか?

それくらいの危機感を持って,清宮には7年目に挑んでもらいたいところです。

同い年の村上や安田といった選手と並んでほしいと思うのは,私だけではないと思います。


次回は,埼玉西武ライオンズ編です。

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