今回も,各チームにおける2024年シーズンの展望を書きます。
今回は,オリックス・バファローズの後編です。
なお,前編は以下のリンクをクリックしてご覧ください。
それでは,最後までよろしくお願い致します。
まずは昨季の投手成績をご覧ください。
昨季は防御率1位になり,「投手で勝つ」という体制が盤石になりました。先発でもリリーフでも隙の無い投手陣となり,チームの武器になりました。ただし,大きな移籍があったことで,それを維持できるかは分からなくなりました。
先発陣ですけど,昨季16勝を挙げた山本由伸,11勝を挙げた山﨑福也が揃って移籍しました。計27勝を穴埋めするという事態になったのです。福也だけならまだどうにかなるかと思うものの,由伸も加えてとなれば容易ではないのは誰の目から見ても明らかです。
昨季新人王になった山下がローテーション定着になるか,あるいはエースになるであろう宮城がどこまでの成績を残せるのか?昨季までと同じ成績で単純に考えると,そう計算するのかなと思います。
ただ,私としては2人の穴埋めをする上でのキーマンは,山下でも宮城でもないと思っています。それは田嶋,山岡,外国人選手です。こうした選手の勝ち星を増やすことが,2人の穴埋めをするのに一番重要だと思うのです。
昨季,田嶋と山岡はいずれも規定投球回に達しておらず,ここ数年の成績もいまひとつなのです。社会人からドライチで入ったのに,今年で23歳の宮城に負けているのです。そろそろ先発の柱として返り咲かないと,この先さらに危なくなるのではないでしょうか?
また,外国人投手もここ数年で大きな当たりが出ていません。今季はロッテからカスティーヨ,新外国人としてエスピノーザを獲得しました。カスティーヨは他球団で日本野球経験があるだけに,新天地でブレイクを期待したいところです。
というように,田嶋,山岡,外国人投手が奮起しなければ,若い宮城と山下に期待せざるを得なくなるのです。あるいは経験値の浅い東や曽谷といった選手の成長を大きく求めざるを得なくなります。田嶋たちが奮起しなければ,若い選手も思う存分の力を発揮できなくなります。若い選手がどっしり構えて投げられるようになるためにも,田嶋たちの支えが必要なのです。
その土台ができてはじめて,宮城や山下などの勝ち星が増える可能性が生じると思います。つまり,由伸と福也の穴埋めに重要なのは田嶋,山岡,外国人投手と言えるのです。今季のキーマンと言っていいと思うのです。
リリーフ陣はといいますと,クローザー平野,セットアッパーは宇田川と颯一郎が中心だと思います。ただ,宇田川と颯一郎がいずれもOP戦で全く投げておらず,出遅れる可能性は高そうです。阿部や小木田などもいるものの,OP戦で調子が上がってきません。そうなりますと,平野が休息取るときのクローザーもどうなるのかと思うのです。
穴埋めできるとすれば,新外国人のマチャド,日ハムから来た輝星,ルーキー高島がOP戦で投げています。阿部や小木田などがきちんと投げることができなければいいものの,そうでなければ賭けなければならない要素が大きくなります。きちんとリリーフ陣が整っていたかと思っただけに,宇田川と颯一郎の出遅れがどうなるかですね。
ただ,オリックスはここ最近,阿部や小木田といった社会人投手が早い段階でリリーフの主力になるケースが多いです。今回も高島,古田島,権田とドラフト下位で社会人投手を獲得しました。今回もうまくはまり,そこに移籍組の鈴木博と輝星が合わされば,宇田川や颯一郎の穴埋めもできるかもしれません。果たして,そのジンクスが今季も起こるのでしょうか?
以上を踏まえますと,今季も「投手で勝つ」という体制になるかは断言できません。それは由伸などが抜けたという単純な話ではなく,今いる主軸もどうなるのか分からないからでもあります。首脳陣がいかにうまく起用し,これ以上の故障などを極力減らせるのか?リリーフを中心にそこが求められるところですね。
まず昨季から残留したのは,野手のゴンザレスとセデーニョです。いずれもそれなりにホームランを打って貢献したところはあるものの,規定打席には達していません。年間でどれだけやれるか分からないですけど,昨季の経験値を活かして飛躍できるでしょうか?
新外国人として,投手でロッテからカスティーヨを獲得しました。昨季ロッテでそこまで突き抜けた成績ではないものの,制球力で見せたところがあります。「これならうちで戦力になれる」と判断したからだと思います。新天地でこそ主力になれるでしょうか?
他は投手でエスピノーザとマチャド,野手でトーマスを新たに獲得しました。投手は先発で柱が不足しており,野手でも中心となる打者が薄弱です。ここ最近は大きな当たりが外国人選手で出てないだけに,今度こそタイトルを獲れる選手が現れてほしいものです。
このメンバーでスタートしますけど,まず当確と言える選手が見当たらないのです。残留組もそこまでの成績を昨季残しておらず,固定していいかどうかは微妙なところです。そのため,新外国人にも十分チャンスはあると思います。
強いて挙げれば,セカンドと長打力の需要でゴンザレスがやや確定気味でしょうか?あとはDH枠でセデーニョとトーマス,先発投手でカスティーヨとエスピノーザ,リリーフ投手でマチャドの争いとなりそうです。先発に課題があるので,日本野球経験のあるカスティーヨもやや有利になるのかもしれません。
パ・リーグ3連覇は出来たものの,外国人選手の貢献度はいずれも大きくないように思います。確固たる主砲,先発投手やリリーフ投手の柱,いずれも点でも主力になっている選手がいないのです。特に大砲については,1995年と96年の連覇時のトロイ・ニールなどと比べると明らかに差が出ています。決定力が欠けているのも,昨季日本一を逃した一因だと思うのです。
由伸など次々と主力選手が抜けてきている以上,外国人選手の需要はさらに高くなっているはずです。今季も同じような成績ならば,外国人スカウトに進退を伺ってもいいくらいです。果たして,4連覇の大きなピースとなるのでしょうか?
まず,昨季まで投手三冠王を3年連続達成した,絶対的エース由伸が海を渡りました。さらに,昨季2桁勝利を挙げた福也も移籍となりました。2人合わせて昨季27勝を挙げましたけど,これをどのように穴埋めしていくのかという大きな課題が発生したのです。
一方で,FAでカープから西川を獲得しました。打力に課題があるだけに,確固たるレギュラーを1人確保できたことで改善を図っていきます。さらにトレードで輝星,現役ドラフトで鈴木博,ロッテからカスティーヨと投手力強化も怠りません。一方で,黒木や近藤など主力を務めたことある選手も抜けましたけどね。
新外国人としてエスピノーザ,マチャド,トーマスを獲得しました。マチャドとトーマスには億をかけて,「何が何でも主力確保」の姿勢を見せました。
ドラフトでは,1位で高卒野手の横山を獲得しました。ここで即戦力選手を指名しなかったのは,現戦力への自信なのでしょうか?上位で高校選手と素材,下位で社会人投手と即戦力とはっきり分かれた指名になったのです。
今季のテーマを私なりに考えてみますと,「どっしり構えて戦うのか,あれこれ変えて戦っていくのか,どちらを選んでいくのか?」ではないかと思います。これは私の構想と,首脳陣の考えていることからの乖離からだと思っています。
ここまでオリックスは,打順や投手の起用法でいろいろ変化をつけながら戦っている感じです。打順やポジションを色々変えてみたり,山岡などに先発とリリーフを兼任させるという事例があります。それでパ・リーグ3連覇,一昨年日本一になったという実績を残したのも事実です。なので,中嶋の采配に称賛の声が集まっているのは当然だと思います。
ただ,今季のメンバーを全体的に見てみますと,昨季よりも起用法などを固定して戦っていいように見えるのです。昨季までは動かさざるを得ない事態というのもあったものの,今季は「動かさない方が選手のためになるのでは」と感じるのです。
野手では固定してもいいメンバーが集まっています。そこに西川も加わったので,なおさらある程度はどっしり構えて戦っていいと思うのです。詳しくは前編をご覧になってほしいです。
投手でも昨季は由伸と宮城以外に規定投球回達成者がいないのは,選手を活かし切れてないことを表しているのではないでしょうか?今季はただでさえ先発が不足なだけに,山岡を先発専任で起用してもいいはずです。それでも山岡をリリーフ兼任で起用するのか,そこが分からないのです。
以上のように,今季のメンバーやチーム事情から考えても,今季はもっとどっしり構えて戦ってもいいように思うのです。主力選手の打順やポジションを固定し,先発とリリーフ投手は完全分業制にするという感じです。もち,状況に応じて変える必要はどこかにあると思いますけど,基本的には固定して戦ってもいいのではないでしょうか?
中嶋の師匠である仰木彬は,相性や数字を見て「猫の目打線」など変えて変えて起用していたことで有名です。それに倣った采配なのかもしれません。それはそれで妥当性がありますし,それで結果を出したところもあります。
ただ,そんな仰木時代のオリックスでも主力選手はしっかりといました。野手なら田口壮,大島公一,イチロー,ニール,投手なら星野伸之などがいたのです。こうした選手の起用法は基本的に変わらず,それぞれが突き抜けた選手になれたと思うのです。その上で色々変える手を使っていたということになるのです。
果たして,今季はどっしり構えて戦うようにするのか,あらゆる手を使って変えて戦っていくのか?どっしり構えて戦った阪神に日本Sで敗れただけに,なおさら中嶋にいろいろな声が出ているところです。どのように選手を活かそうとするのか,その決断やいかに?
今季のスローガンは,「おりふぉーWW」です。近年ネットでは,チームが勝った時に「○○ほー」という表現を使うことが多いです。オリックスが勝った時には「おりほー」と言われているので,それにあやかったフレーズにしたのです。「ふ」のところは数字の4を入れて,「V」が4つで4連覇を狙う意味も込められています。
昨季はパ・リーグ3連覇を成し遂げたものの,最後の最後で悔しい思いをしました。だからこそ,4連覇と日本一奪還に向けて慢心はないはずです。阪急時代以来の偉業を成し遂げることに挑むしかないです。今度こそ,全てをつかむために!
次回は,阪神タイガースの前編です。
それでは,またよろしくお願い致します。
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今回は,オリックス・バファローズの後編です。
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昨季は防御率1位になり,「投手で勝つ」という体制が盤石になりました。先発でもリリーフでも隙の無い投手陣となり,チームの武器になりました。ただし,大きな移籍があったことで,それを維持できるかは分からなくなりました。
先発陣ですけど,昨季16勝を挙げた山本由伸,11勝を挙げた山﨑福也が揃って移籍しました。計27勝を穴埋めするという事態になったのです。福也だけならまだどうにかなるかと思うものの,由伸も加えてとなれば容易ではないのは誰の目から見ても明らかです。
昨季新人王になった山下がローテーション定着になるか,あるいはエースになるであろう宮城がどこまでの成績を残せるのか?昨季までと同じ成績で単純に考えると,そう計算するのかなと思います。
ただ,私としては2人の穴埋めをする上でのキーマンは,山下でも宮城でもないと思っています。それは田嶋,山岡,外国人選手です。こうした選手の勝ち星を増やすことが,2人の穴埋めをするのに一番重要だと思うのです。
昨季,田嶋と山岡はいずれも規定投球回に達しておらず,ここ数年の成績もいまひとつなのです。社会人からドライチで入ったのに,今年で23歳の宮城に負けているのです。そろそろ先発の柱として返り咲かないと,この先さらに危なくなるのではないでしょうか?
また,外国人投手もここ数年で大きな当たりが出ていません。今季はロッテからカスティーヨ,新外国人としてエスピノーザを獲得しました。カスティーヨは他球団で日本野球経験があるだけに,新天地でブレイクを期待したいところです。
というように,田嶋,山岡,外国人投手が奮起しなければ,若い宮城と山下に期待せざるを得なくなるのです。あるいは経験値の浅い東や曽谷といった選手の成長を大きく求めざるを得なくなります。田嶋たちが奮起しなければ,若い選手も思う存分の力を発揮できなくなります。若い選手がどっしり構えて投げられるようになるためにも,田嶋たちの支えが必要なのです。
その土台ができてはじめて,宮城や山下などの勝ち星が増える可能性が生じると思います。つまり,由伸と福也の穴埋めに重要なのは田嶋,山岡,外国人投手と言えるのです。今季のキーマンと言っていいと思うのです。
リリーフ陣はといいますと,クローザー平野,セットアッパーは宇田川と颯一郎が中心だと思います。ただ,宇田川と颯一郎がいずれもOP戦で全く投げておらず,出遅れる可能性は高そうです。阿部や小木田などもいるものの,OP戦で調子が上がってきません。そうなりますと,平野が休息取るときのクローザーもどうなるのかと思うのです。
穴埋めできるとすれば,新外国人のマチャド,日ハムから来た輝星,ルーキー高島がOP戦で投げています。阿部や小木田などがきちんと投げることができなければいいものの,そうでなければ賭けなければならない要素が大きくなります。きちんとリリーフ陣が整っていたかと思っただけに,宇田川と颯一郎の出遅れがどうなるかですね。
ただ,オリックスはここ最近,阿部や小木田といった社会人投手が早い段階でリリーフの主力になるケースが多いです。今回も高島,古田島,権田とドラフト下位で社会人投手を獲得しました。今回もうまくはまり,そこに移籍組の鈴木博と輝星が合わされば,宇田川や颯一郎の穴埋めもできるかもしれません。果たして,そのジンクスが今季も起こるのでしょうか?
以上を踏まえますと,今季も「投手で勝つ」という体制になるかは断言できません。それは由伸などが抜けたという単純な話ではなく,今いる主軸もどうなるのか分からないからでもあります。首脳陣がいかにうまく起用し,これ以上の故障などを極力減らせるのか?リリーフを中心にそこが求められるところですね。
まず昨季から残留したのは,野手のゴンザレスとセデーニョです。いずれもそれなりにホームランを打って貢献したところはあるものの,規定打席には達していません。年間でどれだけやれるか分からないですけど,昨季の経験値を活かして飛躍できるでしょうか?
新外国人として,投手でロッテからカスティーヨを獲得しました。昨季ロッテでそこまで突き抜けた成績ではないものの,制球力で見せたところがあります。「これならうちで戦力になれる」と判断したからだと思います。新天地でこそ主力になれるでしょうか?
他は投手でエスピノーザとマチャド,野手でトーマスを新たに獲得しました。投手は先発で柱が不足しており,野手でも中心となる打者が薄弱です。ここ最近は大きな当たりが外国人選手で出てないだけに,今度こそタイトルを獲れる選手が現れてほしいものです。
このメンバーでスタートしますけど,まず当確と言える選手が見当たらないのです。残留組もそこまでの成績を昨季残しておらず,固定していいかどうかは微妙なところです。そのため,新外国人にも十分チャンスはあると思います。
強いて挙げれば,セカンドと長打力の需要でゴンザレスがやや確定気味でしょうか?あとはDH枠でセデーニョとトーマス,先発投手でカスティーヨとエスピノーザ,リリーフ投手でマチャドの争いとなりそうです。先発に課題があるので,日本野球経験のあるカスティーヨもやや有利になるのかもしれません。
パ・リーグ3連覇は出来たものの,外国人選手の貢献度はいずれも大きくないように思います。確固たる主砲,先発投手やリリーフ投手の柱,いずれも点でも主力になっている選手がいないのです。特に大砲については,1995年と96年の連覇時のトロイ・ニールなどと比べると明らかに差が出ています。決定力が欠けているのも,昨季日本一を逃した一因だと思うのです。
由伸など次々と主力選手が抜けてきている以上,外国人選手の需要はさらに高くなっているはずです。今季も同じような成績ならば,外国人スカウトに進退を伺ってもいいくらいです。果たして,4連覇の大きなピースとなるのでしょうか?
まず,昨季まで投手三冠王を3年連続達成した,絶対的エース由伸が海を渡りました。さらに,昨季2桁勝利を挙げた福也も移籍となりました。2人合わせて昨季27勝を挙げましたけど,これをどのように穴埋めしていくのかという大きな課題が発生したのです。
一方で,FAでカープから西川を獲得しました。打力に課題があるだけに,確固たるレギュラーを1人確保できたことで改善を図っていきます。さらにトレードで輝星,現役ドラフトで鈴木博,ロッテからカスティーヨと投手力強化も怠りません。一方で,黒木や近藤など主力を務めたことある選手も抜けましたけどね。
新外国人としてエスピノーザ,マチャド,トーマスを獲得しました。マチャドとトーマスには億をかけて,「何が何でも主力確保」の姿勢を見せました。
ドラフトでは,1位で高卒野手の横山を獲得しました。ここで即戦力選手を指名しなかったのは,現戦力への自信なのでしょうか?上位で高校選手と素材,下位で社会人投手と即戦力とはっきり分かれた指名になったのです。
今季のテーマを私なりに考えてみますと,「どっしり構えて戦うのか,あれこれ変えて戦っていくのか,どちらを選んでいくのか?」ではないかと思います。これは私の構想と,首脳陣の考えていることからの乖離からだと思っています。
ここまでオリックスは,打順や投手の起用法でいろいろ変化をつけながら戦っている感じです。打順やポジションを色々変えてみたり,山岡などに先発とリリーフを兼任させるという事例があります。それでパ・リーグ3連覇,一昨年日本一になったという実績を残したのも事実です。なので,中嶋の采配に称賛の声が集まっているのは当然だと思います。
ただ,今季のメンバーを全体的に見てみますと,昨季よりも起用法などを固定して戦っていいように見えるのです。昨季までは動かさざるを得ない事態というのもあったものの,今季は「動かさない方が選手のためになるのでは」と感じるのです。
野手では固定してもいいメンバーが集まっています。そこに西川も加わったので,なおさらある程度はどっしり構えて戦っていいと思うのです。詳しくは前編をご覧になってほしいです。
投手でも昨季は由伸と宮城以外に規定投球回達成者がいないのは,選手を活かし切れてないことを表しているのではないでしょうか?今季はただでさえ先発が不足なだけに,山岡を先発専任で起用してもいいはずです。それでも山岡をリリーフ兼任で起用するのか,そこが分からないのです。
以上のように,今季のメンバーやチーム事情から考えても,今季はもっとどっしり構えて戦ってもいいように思うのです。主力選手の打順やポジションを固定し,先発とリリーフ投手は完全分業制にするという感じです。もち,状況に応じて変える必要はどこかにあると思いますけど,基本的には固定して戦ってもいいのではないでしょうか?
中嶋の師匠である仰木彬は,相性や数字を見て「猫の目打線」など変えて変えて起用していたことで有名です。それに倣った采配なのかもしれません。それはそれで妥当性がありますし,それで結果を出したところもあります。
ただ,そんな仰木時代のオリックスでも主力選手はしっかりといました。野手なら田口壮,大島公一,イチロー,ニール,投手なら星野伸之などがいたのです。こうした選手の起用法は基本的に変わらず,それぞれが突き抜けた選手になれたと思うのです。その上で色々変える手を使っていたということになるのです。
果たして,今季はどっしり構えて戦うようにするのか,あらゆる手を使って変えて戦っていくのか?どっしり構えて戦った阪神に日本Sで敗れただけに,なおさら中嶋にいろいろな声が出ているところです。どのように選手を活かそうとするのか,その決断やいかに?
今季のスローガンは,「おりふぉーWW」です。近年ネットでは,チームが勝った時に「○○ほー」という表現を使うことが多いです。オリックスが勝った時には「おりほー」と言われているので,それにあやかったフレーズにしたのです。「ふ」のところは数字の4を入れて,「V」が4つで4連覇を狙う意味も込められています。
昨季はパ・リーグ3連覇を成し遂げたものの,最後の最後で悔しい思いをしました。だからこそ,4連覇と日本一奪還に向けて慢心はないはずです。阪急時代以来の偉業を成し遂げることに挑むしかないです。今度こそ,全てをつかむために!
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