今日も神宮でカープ戦です。

先発はヤクルトがライアン,カープが中村祐です。

もうね,エースで絶対に取りたいところです。

2カード連続勝ち越しを決めてほしいです。

それができると,ホンマの「盛り返しのスタート」になるのかなと思います。

今日はTV観戦しました。


初回,先発ライアンは,先頭打者大盛に3球三振を決めます。

いきなり圧巻のピッチングを見せたように思えます。

三者凡退からスタートとなりました。

その裏,先頭の濱田が中村祐からレフトで持って行きます。

2号の先頭打者ホームランです。

起こった時は,訳が分からなくなりました。

続く青木はレフトへ持って行き,これがギリギリでスタンドインするのです。

2者連続ホームランで,神宮球場は湧きます。

そして,哲人が放った打球はレフトへ飛び,もう打った瞬間分かるホームランです。

何と何と,先頭打者からの3者連続ホームランです!

もう神宮はお祭り騒ぎの気持ちだと思います。

この出来事は,セリーグで25年ぶりの出来事とのことです。

投打ともに,最高のスタートとなりました。


ところが,この後で少し不穏な空気が徐々に出てきます。

ライアンは4回まで無失点にするものの,投球内容で一抹の不安を感じました。

球が左右のコースには決まっているものの,全体的に浮いていたのです。

それを捉えられたときは,大概ヒットになっているのです。

そして5回,先頭の広輔に2ベースを打たれて,次の強烈な打球を哲人が弾きます。

これでカープが1点取り返しました。

それでもその後はきっちり抑えて,3-1をキープするのです。


一方,スワローズは3連発の後に,なかなかヒットが出なかったのです。

4回までにヒットはなく,出塁も濱田の四球くらいです。

中村祐の球が,打つのが困難なものになってきたのです。

この投打を見ると,「昨日と同じような雰囲気じゃないか」と思えたのです。

ある意味,この後に予感は的中したのかもしれません。


5回裏,1アウトから久々にヒットが出ました。

ヒットを打ったのは,ライアン自身だったのです。

濱田が倒れた後,青木が四球で出塁です。

ここで中村祐にアクシデントが発生し,投手が菊池保になります。

ところが,ここで哲人にも四球を与え,これで満塁です。

さぁ,絶好のチャンスで村上です。

迷うようなスイングで三振となりました。

不穏な空気は,まだ吹っ切ってなかった感じです。


6回,エスコバーのエラーがあったものの,ライアンは無失点で切り抜けました。

その裏,先頭の西浦がヒットを放ち,坂口が四球でつなぎます。

エスコバーがどうするのかと思いました。

バントなのか,打ちに行くのか…

バントをする姿勢も見せましたけど,エスコバーは打ちに行きました。

これがヒットとなり,ノーアウト満塁となったのです。

ここで西田が打席に入ります。

次のライアンを代える感じがしないので,ここで是が非でも点を取りたいところです。

粘った末に,西田が2点タイムリーヒットを放つのです。

ここぞというところで,西田がライアンを援護する活躍を見せます。

ここで投手が島内から中田に代わります。

ライアンが送り,濱田がゴロ打ってもう1点取ります。

そして,青木がタイムリー2ベースを放ちます。

これで7-1と,スワローズが大きく引き離します。

流れが確固たるものになるかどうかは,次の回のライアン次第だと思いました。


7回,ライアンは三者凡退にしました。

ここで前の回までよりもいいと思えるような投球を見せるのです。

この時点で球数に余裕があるので,これは最後まで行くかなとも思いました。

その裏,先頭の村上がソロホームランを放ちます!

8-1と,これはもう「今日は取った」と思ってもおかしくない決め手ではないかと思いました。

ただ,村上本人は「前の満塁で打ちたかった」とコメントしました。

もっと大きくなるのかもしれません。


8回もライアンは三者凡退にします。

むしろ,この回の投球が初回のような素晴らしさを見せているようでした。

さぁ,この流れで9回もライアンが行きます。

もう,ここは腹をくくって,ライアンの完投を見守ることにしました。

ここ最近はリリーフ投手が良く投げているので,エースで休養かなと思っていました。


しかしこの後,我々は「野球は甘くない」ということを痛感することになるかなと思います。

まず,9回を迎えるにあたってです。

まぁ,ライアンの完投を確信しているくらいです。

ここで先頭の誠也に2ベースヒットを打たれました。

まぁ,ヒットを1つ打たれたくらいでは焦りません。

次の松山にもヒットを打たれます。

これでノーアウト1,3塁です。

ここで堂林が放った打球をライアンがワンバンでキャッチし,ゲッツーを取ります。

1点を取られたものの,一気にあとアウト1つとなります。

この時点で,ライアンの完投を確信したくらいです。

ところが広輔がヒットを放ちます。

磯村にもヒットを打たれ,坂倉にタイムリーヒットを打たれます。

この辺りで,石山がスタンバイし始めるのです。

ここでこう書きました。

石山が投げる準備をさせたことに,エースなら責任を感じるはずです。

そう思いました。

それでも,この段階ではライアンが投げ切ると思っていました。

次のピレラに対して,2ストライクまで追い込みました。

ホントに,あと1球です。

ところが,そこでピレラが2ベースを放ち,これで点差が4点になるのです。

もう,気がおかしくなるファンもいたと思います。

正直,私もちょっとどっしりするのがしんどくなりました。

次の上本に対して,2ストライクまで追い込みました。

今度こそ,最後の1球が甘くならないように飛ばした気持ちです。

今度こそゲームセット,とはならないのです…

食らいついて,2点タイムリーを放つのです。

とうとうここで,高津はライアンを諦めます。

あと1人というところで,クローザー石山を投入です。

私はこう思いました。

そう思いつつ,とにかく石山にゲームセットにしてもらいたいです。

ところが,ここで野間がヒットを放つのです。

正直,もうカープを恨むような気持にもなりました。

いや,「勝利の何か」を恨んでいたのかもしれません。

「何で,こんなことをさせるの?」と思うくらいです。

今最下位なのに,何かスワローズは悪いことをしたの…

そう思いつつ,もう一度石山に念じるしかないです。

正隨にホームランが出れば,逆転となります。

まさか,あの「七夕の悲劇」の再来となるのでしょうか?

さぁ,どうなったでしょうか?

正隨は三振し,ようやくゲームセットとなりました。

8-6で,スワローズが辛くも勝利しました

ただ,気分良くの「すわっほー!」ではありません…


まず,素直に2カード連続勝ち越しはよかったです。

先週1つも勝てなかったところ,今週は4勝2敗と勝ち越しました。

神宮でベイにもカープにも勝ち越したので,「盛り返しのスタート」に立てたかなと思います。

ホームで取らないと,やはり逆襲は無理だと思いますね。


あとは,3者連続ホームラン,村上のホームラン,西田のナイスジャッジ,西浦のナイスフィールディング。

これらも素直に良かったと思います。

西田は投打でライアンを助けたことで,ヒーローインタビューとなったと思います。

まぁ,ライアンがしっかり最後を抑えていたら,ヒーローでしたよね。

最後の展開から,ヒーローを誰にするのか悩んだのかもしれません。


まぁ,今日はライアンですよ。

ホンマはきっちり完投して,「これがエースだ!」と言いたかったです。

リリーフ陣を休ませて,明日からの中日戦に備えたと称えたかったです。

それらを最終回にぶち壊しました。


首脳陣に厳しい声もあります。

私も見ていましたけど,最終回のライアンは明らかに8回までと違っていました。

フォームも踏ん張り切れておらず,球威も制球力も抑えるには困難でした。

「もう少し早く石山を出すべき」という声も,全否定はしません。

極端な話,今日のライアンはHQSでもQSでもないですからね。

首脳陣の判断によっては,それで終えていたのかもしれません。

そこは首脳陣にとっての反省点なのかもしれません。


ただ,私はあえてライアンに厳しく言いたいかなと思います。

それは前述のTwitterでの通りです。

ライアンが真のエースになりたいのなら,あのハードルは超えてほしかったです。

「真のエース」なら,苦しくなっても超えられたはずです。

そこが,菅野智之や大野雄大などとの格の違いではないかと思うのです。

先程,「首脳陣の判断次第では,QSやHQSにもなれた」と書きました。

しかし,ライアンなら自分の手でつかんでほしいです。

エースとしていろいろ感じたり背負ったりしているから,9回も行ったのだと思います。

いろいろな期待に応えてほしかったです。

本人は「ふがいないです。石山さんに申し訳ないです」とコメントしました。

エースなら,そういうと思いました。

ノムさんの「無視・賞賛・非難」のどこにライアンがいるのかは,言うまでもないと思います。

なので,私はあえてそのように言うことにします。

「これくらいのハードルは楽勝に乗り越えてほしい」ということですね。

次に同じような展開になった時は,自分でケリをつけてほしいです。

「まだまだ」と感じて,伸びしろがあると思ってほしいです。


以上のことから,今日は太字で「すわっほー!」とは言わないことにします。

気持ちとしては,「す・わ・っ・ほ・ー…」ということですね。

何だか,「勝ってよかった」というのが弱い感じです。


明日は月曜日ですけど,セリーグの試合があります。

スワローズは,明日から名古屋で中日戦です。

先発はヤクルトが山中,中日が勝野です。

今日は気分よく終えることができませんでした。

それでも,1週間で勝ち越せたのは大きいと思います。

この流れを活かして,次も盛り返しを見せてほしいです。

勝ち越すことができると証明できたので,ここからもできるはずです!

そう信じることにします。


NEVER STOP 突き進め!

Go Go Swallows!!



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皆さんに,新たな発見が見つかりますように・・・ ・・・。